2（男：-　女：2　その他：-）

20分

遠い昔。この国が「ニッポン」と呼ばれ出した頃の、山奥の村の話。その村は霊力を持つ巫女によって守られていた。この村の巫女である奏(かなで)は次の代の巫女になる少女詩(うた)を育てることに苦戦していた。詩は強い霊力を持ちながら巫女の仕事の一つである鎮魂歌を歌えずにいた。ここの村の人間は死んだら巫女の鎮魂歌によって魂を導いてもらうという風習がある。鎮魂歌が歌えなければ立派な巫女としては認めてもらえないのである。

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追記
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