メロンパンが食べたい
メロンパンが食べたい
・M1(サトウ)
・M2(カシムラ)

明転。
舞台は大学のゼミ室。ゼミ室ではM1が漫画を読んでいる。
M2がゼミ室に入ってきた。M1とM2は同じゼミ室に所属。
M2が持っていたエコバックには売店で買ってきたパンやカップ麺、お茶などが入ってる。

M1 「おかえりー。」
M2 「ここのゼミ室、なんで4階にあんだよ」
M1 「エレベーター、点検中みたいだしな。それでいくら?」
M2 「300円。」
M1 「…大きいのしかないわ、おつりある?」
M2 「後でいいよ。その代わりわかってるよね?」
M1 「実習のレポート? 印刷したヤツ、お前の席においといた。」

M2、席に戻る。

M2 「…ここに置いてあった漫画は知らない?」
M1 「え?…(読んでいた漫画をM2に見せて)これ?」
M2 「勝手に持ってくなよ。」
M1 「意外と面白いな、この漫画読んだことなかった。」
M2 「ちょっと聞いてる?」
M1 「ゼミに持ってくる方が悪い。」
M2 「そうだけどさ、いいところだったんだ。このまま生殺しはキツイって。」
M1 「まーだ。」
M2 「なんだよ、人でなし。最低。悪魔。」
M1 「置いておいたのが悪いのだろ。
   それにさっき急に教授が入ってきてさ、漫画を隠すの大変だったんだから。
   普段ゼミ室に様子見に来ないから、ビビったよ。」
M2 「ナイスファイト。さすが。もう天使に見える。」
M1 「ゲンキンだな、お前。てか早く渡せよ、それと交換。」

M2、パンとお茶をM1に渡す。M1はM2に漫画を返す。

M1 「お前のエコバック、なんかかわいいな。」
M2 「別にいいだろ。」

間。

M2 「…お前よくメロンパン食べてるよな。」
M1 「そうかな?」
M2 「俺、お前がメロンパン以外食ってるところ見たことないもん。飽きないの?」
M1 「…飽きるとかじゃないんだよね。」
M2 「なに? 食べ過ぎて悟り開いちゃったカンジ?」
M1 「飽きる飽きないとか、食べる食べないとかじゃなくてさ、」
    そもそも俺は食べてないから、メロンパン。」
M2 「そんなわけないだろ。」
M1 「マジだって。俺、メロンパン食べたことないから。」

M1、メロンパンを食べる。

M2 「いや、食べてるじゃん。」
M1 「なにを?」
M2 「メロンパン。(M1が手に持っているものを指し)それはメロンパンだろ。」
M1 「まあ。」
M2 「俺が生協で買ってきたメロンパン、だよな? それを今、食ってるんだよな?」
M1 「そうだよ」
M2 「…ちょっともう一回俺の言ったこと言ってみて。」
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