恋愛ディスカッション
「恋愛ディスカッション」

登場人物
内藤 さくら(ないとう さくら)...甘い恋を夢見る高校生2年生。18歳。
須賀 綾音(すが あやね)...ツンデレギャルな大学2年生。20歳。
山村 志穂(やまむら しほ)...幼なじみへの恋心を秘め続けている清楚な大学2年生。20歳。
工藤 睦美(くどう むつみ)...少し不器用で堅物だけどなんでもできるスーパーメイド。27歳。
安達 加恵(あだち かえ)...意外とハイスペックなオタク。23歳。

役所(やくしょ)....恋愛ディスカッションルームを管理する役所の人。

寺西 トーマ(てらにし とーま)...みんなの意中の相手。






役所(ナレーションでも可)
「今から遠くない未来。世界は進化・発展を遂げ、某国民的アニメでお馴染みの猫型ロボットや超ハイスペック便利グッズが人々の生活に普及する時代になりました。そしてこの超便利社会のなかで人々の価値観やライフスタイルなども変化し、ITによる高度な暮らしが手に入った代わりに、問題視されているのがコミュニケーション能力。殊、恋愛においては年々増加傾向にあった、恋愛に消極的な男性、いわゆる『草食系男子』が増加の一途を辿り、もはや食べられるのを待つだけの名付けて『牧草系男子』がこの国の男性のおよそ8割を占める事態に。これ以上少子化が進むとこの国が滅ぶ。そんな危機感から政府が苦肉の策で創設したのがこの施設。彼女候補達が一堂に会し、誰が1番その人にふさわしいか会議を行い、半ば強引にその場でカップルを成立させてしまう・・・。その名も『恋愛ディスカッションルーム』」

電車の音

さくら「私、内藤さくら。高校2年生。私はこれまで18年間、まずまず楽しい人生を送ってきたとは思うんだけど、ただ1つ。彼氏が1度もできたことがない!このまま高校生活もあっという間に終わりを告げて、何もないまま大学に行くんだろうなあ・・・。でも実は最近気になる人ができた。と、言っても、毎朝通学の時に一緒になる、名前も知らないどこかの大学生さん。私の周りの男子とは少し違った落ち着いた雰囲気で、優しげな瞳に少しミステリアスな香り・・・。あ、今日も一緒だ!どんな人なのかな。私のこと気づいてくれてるかな。話しかける勇気すらないけど・・・。あんな人と付き合えたらな・・・。」


1つのテーブルを囲んで5つのいす
すでに4人は座ってる。


さくら「・・・って、えええええ?!なに?ここどこ?!私学校に向かってたはずじゃ・・・」
綾音「もう、うるさいんだけど。いきなり飛んできたと思えばなに?」
さくら「え?あ、すいません。」
志穂「まあまあ。いきなりいこんな所に飛ばされたらびっくりもするでしょ。ごめんね、急に怒鳴って。」
綾音「なんであんたが謝んの。」
志穂「まあまあ。」
さくら「あ、すみません。ありがとうございます。」
睦美「あの、恐れ入りますが、これで全員なのでしょうか。」
志穂「さあ・・・?」
さくら「え、あのこれって・・・」
睦美「これで全員ということでしたら早速始めていきたいのですが。」
さくら「は、始めるって、一体なにを・・・」
綾音「ちょっと待ってよ。あたしさっきまで友達と遊んでたはずなのに、気づいたらこんなとこいて意味わかんないんだけど。」
志穂「そうだよね、私も。でも多分・・・」

役所入ってくる

役所「どーもどーも。皆さんお集まりいただきありがとうございます。もうお察しの方もいるようですが、ここは『恋愛ディスカッションルーム』。皆さんの意中のお相手、寺西トーマさんに、いったいどなたがふさわしいのか、この場で決めていただきます。」
綾音「はあああ?」
志穂「やっぱり・・・」
さくら「え、ちょっと、どういうことですか!?」
役所「静粛に。それぞれ思うところはあると思いますが、これは国で決まったことです。国民の皆様どうかご協力ください。ということで、早速話し合いに移りましょう。と、言っても私にできることは特にございませんので、私は別室からモニタリングさせていただきます。皆様どうぞご自由に思いの丈を披露していただき、話し合いお進めてくださいませ。それでは」

各々リアクション

役所「あ、ちなみにこちらは4次元空間となっておりますので現実世界の時間に影響はございません。どうぞお気の済むまでお話しください。あ、暴力はだめですよ?では!」
さくら「え、ちょっと!」
志穂「行っちゃった。」
綾音「はああああ(大きいため息)」
睦美「だそうですので、皆さん話し合いましょう。」
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