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    男1 ユウヤ
    男2 マコト
    女1 ホノカ
    女2 マユ
      
      舞台中央、薄暗い雨音の中、男1が座っている。その周りを男2、女1、女2が囲んでいる。そしてかごめかごめを歌い出す。
     
      男2、女1、女2 かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に鶴と亀が滑った うしろの正面だあれ?
     
      明転とともに雨音も消える
     
      男1 マコト?
      女1 残念でした〜。
      男1 うわっホノカかあ〜。
      男2 これで3連続外しだな。ユウヤ、お前弱すぎ。
      男1 うるさいな。
      女2 センスないね。
      女1 確かに。
      男1 うるさいんだよ。そこまで言わなくてもいいだろ。
      男2 それにしても普通3回も連続で外すかね。
      男1 仕方ないだろ。分からないものは分からないんだよ。
      女2 負け犬の遠吠え。
      男1 …
      男2 よーし、じゃもう一回戦と行きますか。
      女1 おーいいね。
      男1 ちょっと待って。まだこれやるの?
      女1 何?ユウヤ。不満でもあるの?
      男1 そりゃああるよ。大体なんでいい歳になってこんな遊びしなきゃいけないんだよ。
      男2 いつもテレビゲームだとつまんないからだよ。たまにはさ懐かしい遊びをするのもいいだろ?
      女1 あとついでに言うと、今ユウヤは家賃未払いで電気止められてテレ
         ビつかないからっていうのもあるね。
      女2 貧乏人
      男1 言い返せないけど…
      男2 バイトしてないの?
      男1 先月辞めたよ。小説に集中したかったから。
      男2 へえ。じゃあ現在進行形で無職ってことだ。
      男1 失礼だな。将来有望な駆け出し小説家と呼べ。ていうか人の部屋に勝手に来て、仕事の邪魔しないでくれるかな。
      女1 仕事って…この原稿白紙なんですけど。
      男1 それは…
      男2 まあまあ、そう言うなよ。こいつ昨日講談社に原稿持って行ってボロクソにダメ出しされたんだってさ。
      男1 やめろよ。結構傷ついてるんだから。
     
      女2 机の上にある原稿を見つける。
     
      女2 原稿ってこれ?
      男1 ちょっとマユちゃん!
      女1 んー?『たこ焼き軍曹 お好み焼き編』何これ?
      男1 たこ焼き軍曹がお好み焼き修行をする話だよ。
      女2 つまんない。
      男1 えっ。
      男2 だろ〜。意味がわからないもん。なんでたこ焼きがお好み焼き作ってんだよ。
     
       女2 すすり泣く
     
      女1 マユどうしたの?
      女2 あまりにもつまらなすぎて…
      男1 泣かなくたっていいだろ!どうせお前たち凡人には俺の小説の良さなん
         か分からないんだよ!
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