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(ぜんじつ)
初演日:0/0 作者:小林 淳之介
登場人物

岡田
木村
高野




開幕

文化祭の準備中。
木村と高野、座り込んで装飾をしている。
しりとりをしながら作業をしているらしい。

高野:ロ、ロシア。
木村:アイス。
高野:す、水曜日。
木村:び、び、びしょ濡れ。
高野:…冷蔵庫。
木村:こおり!
高野:リ、リ、リ?リ…リフト!
木村:お、いいじゃんソレ。
高野:だろう?褒めてくれても差し支えないぞ。
木村:リフトのトだから…ト、ト、トマト!
高野:あ〜。トマトね。
木村:え?いいじゃんいいじゃん。ほらトマトだよ、トマト!
高野:うーん、それどうよ?
木村:えぇ〜?トマト、冷たいじゃん!冷たいでしょ?ね?
高野:まぁでも俺は生のトマトより料理に入ったトマトの方が好きだからちょっとピンと来ないかなぁ。
木村:えぇ〜?いいじゃん別にさあ、お願い!許して!トマトで許してよ!
高野:どうしよっかな〜。
木村:お願い〜!

岡田、登場。

岡田:おつかれ〜。
木村:お、おつかれ〜!
岡田:なになに、盛り上がってんじゃん。何してんの?
木村:冷たいものしりとり。
岡田:冷たいものしりとり!?
高野:そうなんだよ、でもこいつさ、トマトが冷たいとか言ってくるんだよ。ありえなくない?
木村:いやそんなに言うほどおかしくもないって。なぁ岡田はどう思う?
岡田:トマトは好きだよ。
木村:いやそうじゃなくてだね。トマトが冷たいか否かで聞いてんの。
高野:テメェふざけてんのか!?
木村:オラつくなよ。
岡田:あ〜、まぁ冷たい時もあるかもね。
高野:なんだそのどっちつかずな言い方。
木村:裏で彼氏のこと話す時の女じゃん。
岡田:まぁ正直、冷たくても冷たくなくてもどっちでもいいんじゃねぇ。
高野:わかっちゃねぇなぁ!
木村:それじゃルールが成立しないんだって!
岡田:あぁ、なんか難しいんだな。
高野:どうよ、岡田も入るか?
岡田:あぁ、じゃあちょっとやってみるわ。
高野:おう。
木村:よし、じゃあ次高野からな。
高野:え、最初の文字は?
木村:トマトのト。
高野:あー、じゃあ、トマトジュース。
木村:え、ありなの?
高野:何が?
木村:いや、なんかさっき俺のトマトに噛み付いてきたのに、いきなりトマトジュース出してくるんだって思っちゃった。
岡田:“俺のトマトに噛み付いてきた”…?
木村:いや変な意味じゃないよ?
高野:“いきなりトマトジュース出してくるんだって思っちゃった”…?
木村:なんでお前もそっちに立つの?お前と会話してたんだよね?内容わかってるよね?
高野:あー、はいはい。トマトジュース!トマトジュース!
木村:うわ、ずりぃ。
高野:ほら、木村の番!
木村:じゃあ、スノーボード。
高野と岡田:…おぉ〜!
木村:今のいいべ!今の上手いべ?な?な?な?
高野:う〜ん、まぁまぁかな?
木村:何様だよ。
高野:まぁギリ及第点上げても差し支えないですよ、ってところじゃない?
木村:お前の冷たいのハードル高すぎだろ!あとお前何食わぬ顔言ってたけど、水曜日ってなんだよ!全然冷たくねぇじゃねえか。水って漢字に引っ張られすぎだろ!あとお前のトマトの温さの好み知らねえよ!
岡田:まぁまぁ。
木村:アクセント気を付けて!「まあまあ」だろ!その「まぁ合格点ってところかな〜」のまぁまぁじゃなくて、なだめる時のまあまあ!アクセントが…

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