『甘酸っぱい、靴下の話』

靴下シリーズ その2

(あまずっぱい、くつしたのはなし)
初演日:2015/8 作者:岡野 陽平(四次元STAGE)
『甘酸っぱい、靴下の話』2011.07
(人間大の靴下。「靴下の着ぐるみ」と言ってよい。)
(その前には、マイクが置いてある。顔の高さに。)

こんにちは。
ボク、靴下です。
こんにちは。靴下です。
大きいけど、巨人の靴下じゃないです。
ボクの、ほんとの大きさは、皆さんが今履いている靴下と同じ大きさだと思ってください。
もしかしたら、ボクと会うのが初めてじゃないヒトも、いますか?(あ、ありがとうございます)
本来なら、ゴミ箱に捨てられて、すでに焼却場で燃やされているはずのボクが、思いもよらず、再び皆さんの前に立って、こうしてしゃべる機会を与えていただけたことに感謝しています。

今日は一つ、『におい』というテーマを与えていただきましたので、僕の知る限りですが、足の匂いについてお話したいと思います。
所詮無学・無教養な靴下ですから、難しい話は苦手ですが、
この壇上でご高名な学者、研究者の皆さんと肩を並べて、足を並べて立つわけですから、緊張しますが、精一杯頑張りたいと思います。

ボクはサクラちゃんという19歳の女の子の靴下でした。
サクラちゃんは花も恥らう妙齢の乙女です。
芳しい乙女の匂いがします。例え足先からでも。
ほのかに、甘い。
サクラちゃんの足の匂いを嗅いでいると、なぜか頭の中がぽわ~っとなって、夢見心地になります。
ボクはサクラちゃんの足の匂いなら、何時間でも嗅いでいられます。
むしろ、嗅いでいたい。

素人考えですけど、19歳の女の子の足の匂いには、たぶん麻酔作用か鎮静作用があるんじゃないかな。
もし、今日ご来場の皆さんの中に、医療関係者の方がいたら、ぜひ、乙女の足からの分泌分から何らかの医薬品が開発できないか、試してみてください。
ぜひ!

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