華火

(はなび)
初演日:0/0 作者:片摩 廣【ヒラマ コウ】
華火




作者:ヒラマ コウ





比率:【1:1】


上演時間:【40分】





朝丘 光希(あさおか みつき)24歳・・・外科医 向日葵のように明るくて元気。子供っぽい部分と強がりな部分があって颯一に
                         よくおちょくられてる。


夏越 颯一(なつこし そういち)25歳・・・光希の彼氏 普通のサラリーマン。お調子者の部分もあり、よく光希をおちょくってる。
                            特に不自由する事無く光希との付き合いも順調だったが
                            1週間前、仕事中に気分が悪くなり病院で検査してもらう。
                            後日、結果を聞きに行った時に
                            光希に末期癌で余命三ヶ月だと告げられる。



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CAST


朝丘 光希:

夏越 颯一:


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朝丘(N):「私は外科医です。そして、これから、一番大事な人に最も残酷な言葉を伝えます。
       話は去年の秋、彼との出会いに遡ります。
       友達の人数合わせで参加した合コンで、彼、夏越 颯一に出会いました」




朝丘:「遅れてごめんなさい! オペが長引いちゃって・・・。朝丘 光希です。宜しくお願いします」


夏越:「うわっ・・・、凄い汗・・・。良ければ、これ使って」


朝丘:「ありがとう・・・ございます」



朝丘(N):「今、思えば私は・・・、こんな何気ない彼の優しさに、初めて会った時から惹かれていたのかもしれません」
       その後も彼とプライベートで会うようになり、3ヵ月が経った頃・・・」



朝丘:「待たせてごめんね。話って?」


夏越:「実は・・・今度さ、俺の両親に会って欲しいんだ・・・」


朝丘:「えっ? 両親に?」


夏越:「俺達、こうして出会って、まだ日は浅いけど、朝丘さんと結婚前提に付き合って欲しいなって・・・」


朝丘:「・・・」


夏越:「いくら何でも早すぎだよね・・・! ごめん今の無し・・・」


朝丘:「良いよ・・・。私で良ければ・・・」


夏越:「本当に・・・?」


朝丘:「うん・・・」


夏越:「じゃあさ、1週間後いつもの駅で待ち合わせで良い?」


朝丘:「良いよ。楽しみにしてる」


夏越:「やった・・・」(ガッツポーズしながら)



朝丘(N):「その時の彼は、小さくガッツポーズして喜んでて・・・、その姿がとても印象的でした。
       その後、彼との両親に出会って、緊張はしましたが・・・、彼とよく似て優しい方々で、
       私は、幸せを感じてました。その後も彼との交際は、順調に続き、翌年の4月・・・。
       彼は私の病院に来ました」



朝丘:「メール見たけど・・・、大丈夫?」


夏越:「心配かけてごめんな・・・。急に調子が悪くなって、上司にも一度ちゃんと診てもらった方が良いって言われてね」


朝丘:「うん」


夏越:「検査は光希が?」


朝丘:「ううん。別の先生が・・・。本当は私がしたいけど、他の患者さんがね・・・」


夏越:「そっか・・・」


朝丘:「心配しないで。腕の良い先生だから、じっくり診てもらって。私は、後で先生に結果聞くから」


夏越:「わかった。・・・あっ、俺の番だ。じゃあ、行ってくる」


朝丘:「行ってらっしゃい」



朝丘(N):「彼が倒れたとメールで見た時、ふと嫌な予感がしました・・・。その予感が現実になったのを知ったのは、
       担当の先生に、結果を聞いた時でした・・・。そして、先生に頼み、その結果は・・・、
       私から彼に伝える事にしました・・・そして運命の日・・・」




(季節は5月 病院 外科の診察室)




朝丘:「・・・夏越さん、お入りください」


夏越:「光希・・・」


朝丘:「病院では、朝丘先生」


夏越:「ごめん・・・」


朝丘:「・・・診断結果が出ました」


夏越:「結果は?」






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