4人劇(朗読劇も可)「ガード下のキューピット」七夕・名古屋バージョン
ガード下のキューピット(名古屋・七夕バージョン)

脚本・音楽・ピアノ  オグリエイタ

【登場人物(4名)】

●ガード下の占い師・・・・・(65歳)    
◎桜田純・・・・・・・・・・(34歳・会社員・女っぽい男性)
○小林メグミ・・・・・・・・(30歳・OL・男っぽい女性) 
■札幌の占い師・袖川君・・・(28歳・ガード下の占い師の弟子)
                
【メモ】
・元々は朗読劇用の脚本です。
・全国30を超える劇団さんに上演いただきました。3割が朗読劇、7割が通常演劇です。
・今回のバージョンは元々の「クリスマス」「新宿」の設定を、名古屋の劇団さんのご依頼で
「七夕」「名古屋」に変更したものです。
・★印の音楽の指示は初演時の朗読劇時のメモです(生ピアノを入れました。CD等に置き換え可能)
・シーンがポンポン変わりますがほとんどは「ガード下」です。暗転をうまく活用ください。
・舞台装置、道具はシンプルでいいと思います。
・セリフの(間)や声の大きさなどの指示がありますが、あくまでご参考程度のメモです。ご自由に。
  ・脚本は趣旨を変えないレベルで自由に変更いただいても構いません。

≪本編≫

12月31日大晦日。名古屋の歓楽街。鉄道の高架下(ガード下)
舞台に占いブースがあり、そこに占い師が座り、客を待っている

★音楽スタート

シーン1(ガード下・純)

●    (モノローグ的に。以降、太字は同様)
1月、2月、3月……。4月、5月、6月……。
7月、8月、9月……。  10月、11月、12月……。
そして、あと30分で、また1月…。

昨年もその前も同じ。一人っきりの、ゆく年、来る年。

毎年、何千何万もの酔っ払いが、私の前を通り過ぎ、
そのうちの何人かが、私の前に座る。
恋の話、仕事の話、家庭の話、どれも、たわいない相談ばかりだ。

わけあって、このガード下で占いをはじめて40年。
雨の日も、風の日も、ここに座る。
月曜も、火曜も、水曜も、ここに座る。

◎(小さめに)すいませーん。

●木曜も、金曜も、そして、土曜も……
 
◎(大きめに)すいませーん。

★セリフ同時で音楽終わる

●(威勢よく)あー、いらっしゃい! 何にしましょう?

◎八百屋さんか、魚屋さんみたい。

●安くしとくよ。年末限定、お得なキャンペーン。

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