心理テスト

(しんりてすと)
初演日:0/0 作者:半熟グラヴィトン
「心理テスト」

A    友人・お爺さん・女の子・兄(ボケ)
B    友人・旅行客・デートの相手・弟(ツッコミ)

    途中、AとBはジャンプなどをきっかけに役が変わる。
    その際、役名に変化はないが実際の役が台本上変化していることに注意されたい。
    二人、椅子に座っている。

A  今から、いくつかの簡単な質問をする。
B  うんうん。
A  で、それに答えていく内にお前の心理状態が分かるっていうやつ。
B  えー、本当かよ?
A  よし、行くぞ。
B  はいはい。
A  「昨日の晩御飯は?」
B  ……チキン南蛮。
A  ほー、いいね。「一昨日の晩御飯は?」
B  ええとね……確かラーメン、豚骨。
A  ああ、よく食ってるね。「三日前の晩御飯は?」
B  ええと、ちょっと待ってよ……あのね、えーと確か、確かカツ丼?
A  なるほど、結構時間かかったね「四日前の晩御飯」
B  ちょっと待って。
A  「四日前の晩御飯は?」
B  だから待てって。
A  何さ。
B  それ、心理テスト的なあれだよな?
A  そうだよ。
B  さっきから記憶力のテストみたいになってない?
A  違う違う。答えていく内に心理状態が分かるんだよ。質問の表面的なことは意味無いの。
B  本当か?
A  本当本当。「四日前の晩御飯は?」
B  えーっとねぇ……これ本当に関係あるんだな?
A  勿論。
B  えーっと、確か、コロッケ。
A  なるほど。オッケー、これでお前の心理状態は分かった。
B  で、どんな結果が出たの?
A  えー、「貴方の今日の晩御飯は魚が良いでしょう」
B  ……ええっとねぇ。
A  よーし、次の奴行こう。
B  待て待て待て。
A  何さ。
B  心理状態関係なくない!?
A  なんだよ、お前は魚を食べたいとか肉を食べたいとかの欲求を心理状態じゃないというのか?
B  いや、まぁそこは百歩譲って心理状態だとしよう。でもお前「魚が良いでしょう」ってそれただの推奨じゃん?
A  食事はバランスよく摂りましょう。
B  心理状態じゃないじゃん!というかそんなこと書いてるのかよその本。
A  うん。「油ものだけでなく、もっとヘルシーなものを摂った方が良いでしょう。早死にしますよ」
B  余計なお世話だよ。
A  よし、じゃあ次の質問行くよ。
B  なんか、不安しかないけどな。
A  「どちらかと言うと勤勉な方だ」
B  お、今度はまともな質問だな。はい。
A  「どちらかというと怠け者だ」
B  いいえ。
A  「どちらかというと真面目だ」
B  はい。
A  「どちらかというと怠惰な方だ」
B  いいえ。
A  「どちらかというとマメな方だ」
B  ……はい。
A  「どちらかというといい加減な方だ」
B  ちょっと待って。
A  「どちらかというといい加減な方だ」
B  だから待てって。
A  何さ。
B  いや、さっきからさ立場と質問の文言が違うだけで同じ質問じゃない?
A  そう?気のせいじゃない?
B  いや、多分違うと思うけど。
A  「どちらかと言うといい加減な方だ」
B  ……はい。
A  よし次な。「どちらかと言うとこちらだ」
B  ……ん?
A  「どちらかと言うとこちらだ」
B  ええと、言ってる意味がよく……。
A  「どちらかと言うとあちらだ」
B  ちょっと待てよ。

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