大人ごっこ

ショートバージョン

(おとなごっこ)
初演日:0/0 作者:だぼ
大人ごっこ
あらすじ
登場人物4人の恋愛もの
4人は小学生時代に知り合って以降長らく友人として関係を維持している幼馴染
登場人物
春希(はるき) ♂ 30歳
・会社員
・見た目は良く、モテる
・夏美とは長らくセックスフレンドの状態
・ただし夏美のことは愛している
・酒は弱い
夏美(なつみ) ♀ 30歳
・会社員
・春希とは長らくセックスフレンドの状態
・春希のことは愛している
・幼少期の病気により子供が出来ないため春希と真剣に付き合うこと自体は拒んでいる
・火酒が好き
秋也(あきや) ♂ 30歳
・音楽プロデューサー
・それなりに売れてはいるが会社の意向にあった音楽しか作れないことに膿んでいる
・過去に離婚歴があり恋愛には興味が薄い
・また、その経験から踏み込まれることを好まない
・バーに来たときのみ葉巻のコイーバを嗜む
冬子(とうこ) ♀ 30歳
・フリーター
・春希と夏美の事情を両者ともに詳しく知っている
・長らくシンガーソングライターとしてweb上ではそれなりの人気を誇る
・ただし音楽性が万人受けしないこと、自分の歌いたい歌を歌いたいことを理由にメジャーデビューは考えていない(話がないわけではない)
・秋也が好きだが踏み出せないでいる。

マスター ♂・♀
・秋也行きつけの店のマスター

配役表
春希♂:
夏美♀:
秋也♂:
冬子♀:
マスター♂・♀:


居酒屋入店
SE:電子チャイム音
SE:うるさめのガヤ ここから↓
春希: 「 悪い悪い、急に残業長引いちゃって」
秋也: 「 遅ぇ、呼び出したお前が1時間以上遅刻とかマジ有り得ねえだろ、とりあえずここの払いはお前な」
春希: 「うえぇ、悪かったって、 あ、すみませーん生一つで?」
夏美: 「え、何?今から頼むの?そろそろあんた置いて次行こうかって話してたところなんだけど?」
春希: 「えぇぇひどくね?つか二人とも俺の扱いひどすぎね?」
夏美: 「ひどくない」
秋也: 「ひどいのはお前だ」
冬子: 「もう慣れたけど」
春希: 「うっぇ?とこちゃんまで言う?うー、ごめんってば」
―春希届いたビールを受け取る。
秋也: 「とりあえずそれちゃっちゃと空けろ、次行くぞ次…」
―春希秋也の言葉が終わるのを待たず飲みほす。
春希: 「んくっっはぁーーーーーーー!めっちゃ走ったから超うまいわ!」
冬子: 「ちょっと!大丈夫?はるくんそんなお酒強くないのに…」
春希: 「だぁいじょうぶだいじょうぶ、ほら次行くんだろ?」
秋也: 「なんなんだあいつ?なんかあったのか?」
冬子: 「たまにあるよね、こういうこと…なっちーなんか聞いてる?」
夏美: 「.......」
秋也:「まあいい、いくぞ」
SE: うるさめのガヤ ここまで↑
(間)
冬子M: 春希の様子、そして夏美の様子から、私はなんとなく事情を察した。とはいえ、私からは何も言うこともできることもない。歯痒いけれど、これはこの二人の問題だから。
SE:入店ベル
BGM:ゆっくり目ピアノジャズ
マスター:「いらっしゃいませ、おや、ご無沙汰ですね」
秋也: 「最近一人の時間がなかなか取れなくてね。マスター、席、四つ空いてる?あと水、デキャンタで頂戴」
マスター: 「かしこまりました、どうぞこちらへ」
冬子: 「わぁ?オシャレなお店ぇ、さすが音楽プロデューサー、私こんなお店恐れ多くて来れないよ」
―マスターに促されながら秋也と冬子奥のボックス席に着く。
SE:入店ベル
―遠くで
マスター: 「いらっしゃいませ」
秋也: 「別にここは仕事で使ってる店じゃない、いつも一人で来てる。たまたまさっきの店から近かったからな、できればあんま人は誘いたくなかったんだけど。..............あれじゃあな.......」
―言いながら秋也は遅れて入店してきた春希と夏美を見やる。 春希は夏美に肩を借りている。 
夏美: 「ちょっと!あんたいい加減にしなさいよ?よくあれ一杯でそこまでなれるわね、っちょっと」
春希: 「らってさぁ…いって、なっちぃ、もうちょっと優しくしてよ」
夏美: 「十分優しくしてますー。つかさっさと先に出たと思ったら、店の横でぶっ倒れてるんじゃないよヴァカ」
春希: 「いってぇ、なっちぃそれDV、Domestic Violence」
夏美: 「別にあたしら何でもないでしょ、DVでもないわよただのバイオレンスよ、つかなんでそこだけ流暢なんだよ」
秋也: 「お前ら、いい加減にしろ、ここはそういう店じゃねぇんだよ」
―マスターがデキャンタで運んできた水を春希の前に置かせ、横を向きながら呟く
秋也: 「.........ったく、だからこいつらは連れてきたくなかったんだ」
―マスターが軽く秋也の肩に手を添え、微笑んでからカウンターの裏に戻った
秋也: 「っ.......まあいい、とりあえずそれ飲め、ハルキ、今すぐ、全部だ」
春希: 「ふぁい」
―春希が水を飲み干すのを見届けて、秋也が口を開く。
秋也: 「それで?本日私共は何のためにご招待に預かったのでしょうか?」
春希: 「ふぇ?いやー.......ほら、久々にみんなと飲みたいなぁって思っただけで.......」
―夏美おもむろにスマホを取り出し文面を読み上げる
夏美: 「『やっほーなっつぃ!俺ついにまたまた彼女出来ちゃった!なんと22歳の大学四年生、木乃美ちゃん!超若くてかわいいの!これでお前との爛れた関係ともおさらばだな!』」
春希: 「うぇ!?」
冬子: 「うわー.......やっちゃってるねー」
秋也: 「えぐいな.......」
夏美: 「どうせこれ絡みでしょ?また振ったか振られたかして、さすがに私のこと呼び出すわけにもいかず、4人ならどうにかなるかも?とでも思ったんじゃないの?」
春希: 「ぐ.......」
夏美: 「つかこれ来たの1週間前なんだけどね?」
冬子: 「短っ!えー、ハル君飽きっぽいねぇ.......幼馴染でもこれはさすがにちょっとひくなー」
秋也: 「つまり俺とトーコをダシに使って夏美との間を取り持たせようとした、っていう理解であってるか?」
春希: 「いや、いやいや、そんなつもりは.......」
秋也: 「じゃあどんなつもりなんだよ、.......っつうかお前これ何度目だ?」
夏美: 「えーっと、京子ちゃん、羽純ちゃん、亜希子ちゃん、葵ちゃん、秋穂ちゃん.......のときはこういうのなかったか、で、うーんっと.......瑞樹ちゃん、智花ちゃん、香ちゃん.......」
秋也: 「お前もお前でよく覚えてるな.......」
夏美: 「そりゃ毎度毎度誰かと付き合う度に、こういう手の込んだ嫌がらせメール来てたら、嫌でも覚えるわ」
秋也: 「毎度なのかよ、ハルキ、お前マジいつか刺されるぞ、やめろよ?幼馴染で殺し合いとか」
夏美: 「はぁ!?なんであたしがこんな奴刺さなきゃいけないのよ、『爛れた関係』のこんな奴刺したって何の得もないわ」

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