地中探検隊

(ちちゅうたんけんたい)
初演日:0/0 作者:仁司じん
地中探検隊


4名のメンバー
指揮官…何かと声がでかい。班員からは鬱陶しがられたりするが、根はいい人。
班長…真面目で唯一指揮官のフォロー役に回る人。
副班長…緩い。適当だと思われてしまう場面も多々ある。
作業員…言われたことをやるが、言われなきゃ絶対にやらないポリシー。サイコパス。


指揮官:おはよう諸君。昨晩はよく眠れただろうか?
班長:はい!
副班長:はーい。(あくびをしながら)
作業員:はい。
指揮官:(時計を確認し)7:32。定刻を2分過ぎておる。
少し急ぎめで本日の任務について確認をしよう。私は指揮官の矢辺と申す。
私たちの任務はこのトンネルを奥深くまで掘り進めることである。
可能な限り掘り進め、発見したものを本部へと報告する。
ここまでは各々、マニュアルを確認した通りであろう。
作業員:(ボソボソと)マニュアルなんてありましたっけ?
副班長:(ボソボソと)俺は貰ったよ。読んでないけど。班長がくれた。
班長:昨日渡しとけって、お前に預けたはずだぞ?
副班長:あれそうだっけ?覚えてないなぁ〜。
作業員:(副班長を睨む)

指揮官は咳払いをする。

指揮官:手段は問わない。あくまでも私たちは「掘りすすめること」が重要なのだ。
作業員:あのぉ。マニュアル貰ってないんですけど。
指揮官:マニュアルに書いてあることは…まぁ大体常識の範囲内だから大丈夫だ。
すなわち!私たちは今日の任務…
副班長:だったらマニュアルなんて作らなきゃいいのに。

間。気まずい空気。

班長:(指揮官に気を遣いながら)わ、私は、ちゃんと読みましたよ!
万が一の状況にも対応できるように、緊急時マニュアルもありましたし。
副班長:緊急時か。要は命の危険を感じたら逃げればいいんだろ?
班長:(ボソッと)おい、お前。指揮官の話の途中だぞ?
副班長:へいへい。

指揮官は背筋をただし、再開する。

指揮官:とにかく、私たちの任務はこのトンネルを掘って掘って掘り続けること。
その先にある「何か」を見つけた者にはボーナスも与えられる。心して取り組みたまえ。
班長:はい!(1人威勢のいい声)
指揮官:おうおう。いい返事だ。そうしたら次は…
ガイドラインその?のプリントは、皆持っているか?
副班長:まーたマニュアルかよ!マニュアルばっか読んでないで掘り始めましょうよ〜。
班長:基礎が!何事も基礎と決まりごとが大事なんだぞ。黙って聞け!ね、指揮官?…指揮官?

指揮官は凹んでいる。

班長:指揮官!?どうしました!
指揮官:全然言うこと聞いてくれないからぁ〜…この仕事向いてないのかな。
班長:そんなことありませんよ。続けてください指揮官。
なんたって、あなたはこのグループのリーダーですから。
指揮官:そうか…そうだよな。よし、皆、気を取り直していこう!
ガイドラインその?12ページを開いてくれたまえ。
副班長:こんな分厚いマニュアル。誰が読むんだよ。
(作業員に向かって)なぁ、これ欲しがってたろ?いる?
作業員:今更いらないですよ。どうせあたり前のことが書かれているだけなんでしょう?
指揮官:(ダメージを受ける)うっ。
副班長:重石代わりにはなるんじゃない?
作業員:何に使うんですかこんな重石。
指揮官:(ダメージを受ける)ぐっ。
作業員:持って帰るのだるいし。
指揮官:(ダメージを受ける)ぐぇ。
作業員:資源の無駄とはまさにこのことですね〜。
指揮官:なんだか、君に言われるとダメージがデカイな。
作業員:あ、ごめんなさい。気にしないでください。私は指示に従うだけですから。
この辞書みたいなマニュアル、あっても邪魔ですよね。持って帰りますよ。
指揮官:まだ私を追い詰めるつもりか!!!(苦しそうに)
作業員:(はっ?とでも言わんばかりの表情)

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