戦いの果てに…

(たたかいのはてに…)
初演日:0/0 作者:夢猫 遊子
 リネア : 一国の姫であり王女。父である国王が亡くなったため、リネアが王位に就く。
 純粋でまっすぐな心根を持つ。
 
 
 シエル : リネア付きの女騎士。
 幼き頃からリネアに仕え、護り支えてきたためリネアからの信頼は厚い。
 
 
 レイ : リネアの国を手中に収めようと現在進軍中の隣国の王。
 その言動から冷徹非道のように思えるが、民や配下の者達からは慕われている。
 
 
 ロデリオ : レイ付きの騎士。
 レイを心の底から慕っており、自身が仕える王はこの御方しかいないと心に決めている。
 
 
 
 ※門番・兵2 : ロデリオと兼役
 
 兵1 : レイと兼役
 
 民 : シエルと兼役
 
 
 
 比率
 ♂2
 ♀2
 
 
 
 
 
 ☆*☆*☆*☆*☆*
 
 
 リネア「シエル!シエルはどこ!?」
 
 
 シエル「はっ!ここに…」
 
 
 リネア「ほっ…、今の状況は…?」
 
 
 シエル「現在も変わらず、武装した隣国の兵が城に矢を放っております」
 
 
 リネア「…ねぇ、どうしたらいいの?
 我が軍の兵力も数も、あちらには到底及ばない。それに私、戦争なんてしたことないのよ!?
 この籠城だっていつまで耐えられるか…」
 
 
 シエル「姫様、お気を確かに。
 兵力は劣っているかもしれませんが、士気は衰えていません。それに、懇意にしている国に先程早馬を出させました。早ければ明日にでも援軍を送ってくれるでしょう」
 
 
 リネア「そうなのね…。良かった…。
 なら、それまで持ちこたえなければ!
 私も城門まで出るわ!」
 
 
 シエル「姫様何を!?
 危のうございます!姫様に何かあったら兵たちも…」
 
 
 リネア「(少し被せて)そんなこと言ってられないわ!
 震えてるだけじゃ駄目なのよ…。私がしっかりしなきゃ。
 それに私はこの国の王女なのよ!兵たちも命懸けで戦ってる。…だから私は行くの…」
 
 
 シエル「ご決意は固いようですね…。
 …ふ、解りました。姫様は言い出したら引きませんからね。…どこまでもお供します」
 
 
 リネア「ありがとう、シエル…」
 
 
 
 同時刻、レイの陣営にて
 
 レイ「どうだ…?城を攻め落とせそうか?」
 
 
 ロデリオ「…いえ、なかなかしぶとく…、もう少し時間がかかりそうです」
 
 
 レイ「そうか。…ふっ、まぁ良い。あちらの方から手招きしてくれるらしいからなぁ…」
 
 
 ロデリオ「はい、そのことで少々お伝えすべきことが…」
 
 
 レイ「ん…?なんだ?」
 
 
 
 リネアとシエルは城門へ
 
 シエル「これは酷い…。
 姫様、あまり直視なさいませぬよう…」
 
 
 リネア「いえ、この国の為に散っていった者達ですもの。私は目を逸らさないわ。
 …ごめんなさい…、でも貴方達の命を決して無駄にはしない。この国を守ってみせる!」
 
 
 シエル「…ふ…、立派になられましたね。
 お父上が突然亡くなられて姫様が王位に就くと決まった頃は、見ていられない程消沈なされて、まるで魂だけどこかに行ってしまわれたようでした…。

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