ある老夫婦の物語

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初演日:0/0 作者:元伝戯天
『ある老夫婦の物語』      作 元伝戯天

健三(元FBIの伝説のエージェント)70歳
桜 (元チョッカーの伝説の殺し屋 コードネームはチェリー)70歳
青年(健三の現役時代の部下タクマの息子)
華 (健三の隠し子)
ナレーター

ナレ:ある山奥の、ある小さな村の片隅に、ある老夫婦が住んでおった。おじいさんの名は健三といい、おばあさんの名は桜といった。二人は静かに、平和に暮らしていたのだが、ある日の晩のこと、一人の青年が訪ねてきた。
青年:ごめんくださーい!
健三:こんな時間にいったいだれかのう?
桜 :ほんにのう。どれ、(立ち上がる)はいはい、どちら様ですか?
青年:すいません。旅の者です。道に迷ってしまいました。一晩泊めていただけませんか?
桜 :あれま、こんな狭い村で迷ったのかい。
青年:方向音痴なもので。
桜 :しかし、うちには何もねえしなあ。じいさんどうすべ?
健三:んだな。もう少し歩いたら、家が数軒あるから、そっちさ泊めてもらった方がええぞ。
青年:いえ、ここに泊めてください!お願いします!

   健三、桜、顔を見合わせる。

桜 :ほんとに、ただ寝るとこしかねえけども…。
青年:十分です!ありがとうございます!

青年上がり込む。

健三:とりあえず、こっちゃ座れ。
桜 :お茶ぐらいださねばねえ。
   
桜はける。青年と健三二人きり。青年、桜を気にしながら小声で話しかける

青年:エージェント・健ですよね?
健三:ああ?
青年:FBIの伝説のエージェント、健三さんですよね?
健三:ああ?何だって?
青年:私はあなたに会いにきたんです。
健三:何言ってんだかさっぱりわかんねえ。えふびーあいってなんだ?
青年:ごまかさなくても大丈夫です。私は敵ではありません。
健三:若い人の言葉は難しいのう。
青年:あなたを探してここにたどり着いたんです!

健三黙ってお茶をすする。男性、おもむろに拳銃を向ける。健三、とっさに男性の手首に手刀をいれて銃をたたき落とす。すかさず後ろに回り込み男性の手首を締め上げる
青年:うっ!
健三:どこの組織のもんだ?わしはもう引退したんじゃ。
青年:違います、エージェント健。私は、あなたの部下だった、エージェントタクマの息子です。
健三:何?;タクマの?(手を離す)
青年:はあはあ、さすが伝説の人だ。引退してもそんな動きができるなんて。

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