1兆4,000億と78

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初演日:0/0 作者:西乙訓高校演劇部
マキ 長女
ミカ 次女
ユイ 三女

オバ(店員)
オバ以外は犬。オバだけ人間です。

音響
女子高生の声「やばい、可愛い!」
男子高生の声「お前の方が可愛いよ。」
オバ「いらっしゃいませー。」
 幕、上がる
 舞台明り
母 「はい、行くわよー。行進、始め!!」
3人「ワンツー、ワンツー、ワンツー。」
 ミカ途中でふざけ始める。ユイ途中で玩具を発見し、遊び始める。
母 「皆、いいわよー。声をそろえて。」
マキ「ワンツー、ワンツー、ワンツー。」
 マキ、2人の様子に気が付く。
マキ「ちょっと、2人もの何やってんの!」
ミカ「あーマキ姉また怒ってるー。」
マキ「ミカ!」
ミカ「ツボ(笑)」
マキ「ミカ!!」
ミカ「腹が立つときほど・・・・・・・・・・・。
   笑えや。」
マキ「あのねー。」
ミカ「ほら、お姉ちゃんノリ悪いよ?もっと笑って。」
マキ「笑えるか。」
ミカ「違う違う。そこはこうやって、『笑えるか!』。」
マキ「なるほど。じゃぁ、こんな感じ?『笑えるか!』。」
ミカ「ヘタクソか。」
マキ「って違うでしょ。」
ミカ「あーもぅ、つまんないなぁ。そこは『なんでやねん』とか『辞めさせてもらうわ』とかあるじゃん。」
マキ「もー。お母さんからも何か言ってよ。」
母 「あら、やだ。カリカリしちゃって、お肌に悪いわ。」
マキ「私じゃなくてミカに!」
母 「うーん。どうしようかしら。そうだ!掛け声を変えてみない?」
ミカ「いいねー。それ行ってみよう。」
マキ「いや、何故にオカマよ。」
母 「いくわよ。」
ミカ「はーい。」
マキ「もう。ほら、ユイも。」
ユイ「えー。」
マキ「つべこべ言わない。こっち来て、皆でやるの。」
ユイ「私、行進嫌いー。」
母 「じゃぁ、ワンという代わりに手を叩いてみましょう。」
マキ「ワンの代わりに手を叩くのね。じゃあ皆。行くわよ。笑って。」
 マキ、掛け声を始める。
 ミカとユイ笑い出す。
マキ「ん?何笑ってるの?」
ミカ「お姉ちゃんヘンタイだ。」
ユイ「ヘンターイ。」
ミカ「行進。ヘンターイ止まれ。」
マキ「何言ってるの2人とも。」
母 「マキ。手を叩いて。」
 マキ、手を叩く。
マキ「これがどうかした?」
母 「何て聞こえる?」
マキ「ん?パンて。」
母 「じゃあ、掛け声スタート!!」
マキ「パン、」
マキ「ひっどい。お母さんまで私をバカにして、もう。今日だって行進あるんだよ。ちゃんと練習しないと。」
ユイ「鬼ごっこする人手挙げてー。」
 母、ミカ手を挙げる。
  「はーい。」
マキ「しない。」
ユイ「マキ姉、やらないの。」
マキ「そうじゃなくて皆で行進の練習をするの。」
ユイ「ふーん。じゃ、私ゴロゴロしてくる。」
ミカ「じゃ、私もー。」
 マキ、ミカの首を掴む
マキ「あんただけでも残りなさい。」
ミカ「なんで、ユイはいいのに私はダメなの?」
マキ「お姉ちゃんでしょ。」
ミカ「マキ姉の意地悪。」
マキ「あんた、いつもちゃんとしないじゃない。」
ミカ「やろうと思えば簡単だよ。」
マキ「じゃ、もう一回やってみる?」
ミカ「いいよ。」
母 「私についてきなさい。」
マキ「ねぇ、なんでさっきからオカマなの?」
ミカ「わかんない。おもしろいからいいんじゃない?」
母 「はいはい。準備は・・・いいですかー。」
母 「ワンツー、ワンツー。」
 行進開始。ミカ踊りながらついていく。マキ振り返る。
マキ「ミカ、ちゃんとやるって言ったでしょ!!」
ミカ「でも見て、ほら。」
マキ「お母さん!!」
オバ「皆、おはよう。」
母 「あっら。おはよう。今日の化粧は・・・・30点!!」
オバ「近い近い近い。」
母 「今日は何しに来たの?掃除?それとも・・・・掃除?」
オバ「あーもう、うるさいって。」
ミカ「おばちゃん、また怒ってるね。」
マキ「いっつも機嫌悪いよね。」
ミカ「誰かさんみたい。」
マキ「あのねぇ。」
 オバ、手を止める。
オバ「ねぇ皆、私、いくつに見える?」
ミカ「うわ、答えずらい。」
マキ「こういう時は若く言うのがセオリーだよ。」
ミカ「若くか。えーっとね。うーんとね。35歳。」
 間
オバ「私、18よ。」
 間
オバ「同期が私の事、先輩とかお局様って言ってからかうの。」
ミカ「悲惨。」
マキ「ミカ。」
 間
ミカ「私もゴロゴロしてこよーっと。」
母 「じゃあ、皆でゴロゴロしましょうか。」
ミカ「賛成。」
 母、ミカ歩き出す。
マキ「ちょっと、ほっとくの?」
 母、ミカ同時に振り返ってポーズ。
 そのまま捌ける。
マキ「え、今の何?ちょっと、置いていかないでよー。」
 間
オバ、掃除を始める。
ユイ出てくる。
オバ「あ、つーちゃん、おはよう。はいこれ。新しい玩具。」
 玩具を置く。
ユイ「うわすっげー、何これ何これ、超おも、おもれー。」
オバ「あんたは気楽でいいね。」
ユイ「そんなことないよ。」
オバ「玩具、気に入った?」
ユイ「ありがと。すんごく楽しい。」
オバ「さてと。お姉さん行くけどちゃんといい子にしててね。」
ユイ「うん。ありがとう、おばちゃん!!」
 オバ、捌ける
ユイ「すごいなー。」
 ミカ入ってくる。
ミカ「何それ、何それ。」
ユイ「私のだもん。」
ミカ「ちょっと貸しなさいよ。」
ユイ「ヤダ。」
ミカ「悪いようにはしないから、お姉ちゃんに見せてごらん。」
ユイ「ヤダ!!」
ミカ「あ、黒猫!!」
 ユイ、気を取られる。ミカ玩具を奪う
ミカ「うわすっげー、何これ何これ、超おも、おも、おも、おもしれー。」
ユイ「ヴー。返せ!!」
ミカ「何すんの?」
ユイ「返せ!!バカミカ」
ミカ「お姉ちゃんに何てこというの。その手を放しなさい。」
 マキ、入ってくる
マキ「ちょっと、止めなさい。止めなさい。あー、もう。いい加減にしなさい!!」
ユイ「ミカ姉が悪いんだよ。」
ミカ「違う。ユイが悪いんだよ。」
マキ「何で喧嘩になったの?」
ユイ「これ・・・。」
マキ「うえ、何これすっごい。超おも、・・・・・。コホン。こんなもののために喧嘩したの?ダメじゃない。いい。私たちはこの世で3人だけの姉妹なのよ。お互いに助けあって・・・。」
 遮るように行進のテーマがかかる
 母、行進しながら入ってくる。
マキ「はぁ、何でこう、いつも間が悪いんだろ。」
ユイ「マキ姉、歌の練習しようよ。」
マキ「ユイは歌が好きだね。」
ユイ「いいでしょ?」
マキ「そうね。今日の行進は終わったから、次は歌が来るはずだもんね。」
ユイ「やったー。」

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