セクハラとは
おっぱい談義 〜男のおっぱいと女のそれ〜
一人舞台 セクハラとは
おっぱい談義 〜男のおっぱいと女のそれ〜

 シンポジウム。男が登壇する。

皆様こんにちは。
この度は、「セクハラを考えるシンポジウム」にお越しいただき、ありがとうございます。
ここにいる皆様の中にも、セクシュアルハラスメントに悩まされている方も多いことでしょう。それ程身近な物、いや、身近になってしまったのがセクハラなのです。
様々なハラスメント問題が話題に上がる昨今、逆に勘違いをしてしまう場合もあります。
本日は、セクハラと、その本来あるべき姿を討論し、一つでも多くの理解を得られたらと考えています。

 上手や下手に移動し、参加者を見回す。

さて、討論と言われても何から話せば良いものか戸惑ってしまうところでしょう。
そこで、まずはとある女性の例を挙げます。そこから発展させていきましょう。

 スケッチブックなどで話を表現。

東京都のとあるオフィス。その女性は、上司の男性から仕事上の相談をされていたそうです。
極めて重要な、真剣な話だったそうですが、途中からある異変に気づきました。
「あれ、この人、あたしの胸にくぎ付けじゃない?」
チラリチラリと、ある程度見られてしまうのは仕方がない。そういった服を選んでしまったのも事実。そう割り切り話を続けられる、強い女性だったのですね。
しかし、時が過ぎるほどにチラリの間隔が短くなり、とうとう彼の首・視線は固定されました。
そう···おっぱいにです!

 少し熱く語ったため、のどを潤す。

会話というのは言葉のキャッチボールです。フェイストゥーフェイス、顔を向き合いながら交わすのが礼儀なはず。それは子ども大人以前の、言葉を操る人間のルーツではないでしょうか。
上司とはいえ、あまりいい気分がしなかったために、女性は勇気を振り絞りやんわりと指摘しました。
そこで、男性上司は激昂してしまったわけです。

 参加者に考えさせる間を与える。

ここまではわかります。
社会的に見て、パワハラとセクハラの合わせ技なのだと。

 ここから一気に熱くなる。

だがしかし、このケースの男女を逆転させたらどうなるか!
豊満なおっぱいを持った男が、上司の女性からじっと見つめられたとして、社会はセクハラと認識してくれますか?
どうでしょう。あなたはセクシュアルなハラスメントと思われますか?

 参加者の一人に聞くが、答えられない。

ふふ···答えはNoだ!!
男のおっぱいはいくら見られようと、極論言えば揉まれてもセクハラにはならない。
それはなぜか。
私は、その答えが“男性に対するセクハラの例が少ないからだ”と信じたい。
しかし残念ながらそうではない!
男のおっぱいに性的魅力を感じない、ただその一点だ!!

 息が乱れたので、整える。

しかしここでもう一歩踏み込んで考えてほしい。
男性が必ずしも性的刺激を求めて女のそれを見るわけでは断じてないということを。
私は、性的な視線を向けてなどいない!!その時の私は、極めて純粋(ピュア)な瞳をしていたはずだ!!!

 はっとする。取り繕う。

いやはや、議論から外れてしまいましたね···。
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