自殺相談所レスト オムニバス形式

第一話「穂村アカネ」第二話「関モモコ」

(じさつそうだんしょれすと)
初演日:0/0 作者:λ川
自殺相談所レスト

嶺井 リュウ(25〜28)
触れたものに死をもたらす能力をもった男。それを活かし自殺相談所を営む。

穂村 アカネ(24)
嶺井の最初の依頼人。がん患者。

依藤 シンショウ(年齢不詳)
腕利きのスナイパー。嶺井の仕事仲間。

雨野香織/関 モモコ(14〜16)
嶺井の助手。仕事とプライベートは分けるタイプ。

五月女 チヨ(16)
高校生。自殺しかけていたところを嶺井に呼び止められる。

久遠(年齢不詳、性別不詳)
嶺井にだけ見える幻覚(?)。本人曰く、敵意はないらしい。

森元 カズキ(33)
依頼人の一人。同僚の死を止められなかったことを悔やんでいるが……

富山 タケル(38)
嶺井を嗅ぎまわる不審人物。

雨野夫妻・瀬戸内などは手の空いている役者に。


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目次

1 「穂村アカネ」3〜6 嶺井、穂村、その他

2 「関モモコ」7〜12 嶺井、依藤、雨野香織、雨野舞、雨野哲司

3 「五月女チヨ」 嶺井、依藤、関、五月女、久遠、森元

4 「富山タケル」 嶺井、依藤、富山、関、久遠

5 「森元カズキ」 嶺井、森元、依藤、五月女、関、久遠


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1 「穂村アカネ」

オープニングが緩やかに流れ出す。
病室。すやすやと眠る穂村アカネ。
そこへ嶺井リュウが入ってくる。

嶺井 アカネ?……おいとくよ、お見舞い。

嶺井は棚に見舞いの品を置き、アカネの横に腰掛ける。寝ているあかねの頭をなでる。

嶺井 人が桜を愛するのは、儚さに美を感じる感性によるものだっていうよね。僕が君を好きなのも、同じ理由かな……もしそうなら、残酷な趣味だな。

嶺井、ため息をつき立ち上がる。静かに出ていく。オープニングが徐々に大きくなっていく。
唐突にオープニングがやむ。アカネ、むくり。

穂村 (携帯を取り出し)もしもし、リュウ?いいもの聞かせてあげる。
アカネがもう片方の手に隠し持っていたレコーダーを再生して聞かせる。「人が桜を愛するのは、儚さに美を感じる感性によるものだっていうよね……」
嶺井、焦ったように駆け込んでくる。

嶺井 残酷な趣味だな!!!

オープニング。人やモノの移動。
アカネが目覚めると、今度は嶺井が転寝をしている。嶺井の声の録音を再生する。

嶺井 父に感謝はしてたけど、愛してたかと言われたら……昔から家に帰ってくることも少なかったし。下手したら向かいのベッドにいた君の方が父を知ってるかもね。
嶺井 リクエストのプリン、買ってきたよ。確かに行列が、
嶺井 ああ、今日はずいぶん疲れた。取引先が無茶な注文ばかりでさ、
嶺井 君といるのが楽しくて,うれしくて。こんな気持ちになったのは初めてだ、

嶺井が目覚めている。

嶺井 そんなのも録ってたの?

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