FAKE

(ふぇいく)
初演日:2018/5 作者:白黒化猫
フェイク  version.01

村下:大学生。
アクマ:人間じゃない。居候。
ミイコ:空き巣。

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村下   「おい。
アクマ   「……。
村下   「おーい。
アクマ   「……。
村下   「おーーい。アクマ。

アクマ、裏で返事。

アクマ   「あのさぁ。
村下   「居るなら返事しろよ。おい、ちょっと麦茶注いで来てくんね。
アクマ   「人に呼びかける時に、おいってのは流石に酷いんじゃあねーのか?
村下   「うっせーよ。アクマの癖に、俺に説教してんじゃねーよ。
アクマ   「あ、それもだよ。いい?人のことをアクマだの何だの呼んでるような輩に、俺は命令されたくないね。
村下   「あのな?アクマにアクマって言って何が悪いんだよ?え?
アクマ   「はー?さっきから黙って聞いてりゃ、つけあがりやがって。
村下   「全然黙って聞いてねぇじゃねぇか。
アクマ   「はー???冗談じゃねぇってんだよ!

アクマ、出てくる。
もう、見るからにアクマ。

アクマ   「誰がアクマだってんだ!?
村下   「テメーだよ。見るからにアクマじゃねーか。
アクマ   「はい。麦茶。
村下   「あ、おぉ。
アクマ   「いいか?俺は、まぁ、確かに人間じゃない。そういう意味では、魔的な要素は有る。そこは認めるよ。けど、でもね?悪くはないからね?だから、魔ではあったとしても、アクマではないの。
村下   「はぁ?テメー、どっからどう見ても、悪いじゃねーかよ。
アクマ   「はー?これだから人間ってのはやだね!人を見た目で決め付ける。
村下   「人じゃねーだろ。
アクマ   「人じゃないよ?でもね。外見で判断するのは、良くないと思う。
村下   「あ?
アクマ   「心だよ。ハート。
村下   「はぁ?心だぁ?俺はな。目に見えないものは信じない主義なんだよ。
アクマ   「はー。可愛そうな人間だこと。いいか?心ってのは、瞳に出るんだよ。
村下   「は?
アクマ   「ほらこっちきて。心を鎮めて、目を覗き込んで……。
村下   「……。
アクマ   「ね?
村下   「ね?じゃねーよ、ばーか。変わらず、むしろよりアクマだってんだよ!ばーか。
アクマ   「言ったね?じゃあ、いいもん。悪い事してやる!……!俺は、ココから動きませんからね?魔的な力で、一生、扉の前から動きませんからね?
村下   「はぁ?うっわ。ほんとに動かねぇ。なんなんだよ。お前、アクマだろ認めろよ。
アクマ   「……。
村下   「あ、無視か?いいんだな?この前、お前の荷物からこんなん見つけたんだけど。これ、アクマ的なやつなんじゃないか?ってか、死神的なやつなんじゃないか?
アクマ   「あ”ぁっ
村下   「おめーよぉ。これ、例の名前がいっぱい書いてあるやつなんじゃないか?……『ポエム的な言葉』。うっわなんだこれきもちわり。
アクマ   「バカバカバカバカバカ
村下   「おぉ?動かねーんじゃねぇのかよ?なんだこれ、お前のポエムってやつか?
アクマ   「返せ!……これはな、俺の大事な仕事道具なんだよ。
村下   「は?仕事?そのくっそつまんないポエムがか?そんなんに金払うやつが居るわけ無いだろ。世の中なめてんじゃねーぞ?大体な、そんなんで仕事してるっつーんだったらよ。家賃払えよ、家賃。居候のくせして、家主に楯突いてんじゃねーよ!おい、どうしたってんだよ?言い返してみろよ。
アクマ   「うううううう。
村下   「え?おい、どうしたんだよ。泣いちゃった……。あー、ごめん、言い過ぎた。だから、ほら、泣くなよ〜。
アクマ   「うううううう。
村下   「あ〜。……あ、昨日、ケーキ貰ったんだよ。持ってきてやっから。コーヒーでいいか?
アクマ   「紅茶が良い……。砂糖多めで……。
村下   「あ、おう。(……調子のいいやつだな。)わかった。ちょっと取ってきてやっからな。待ってろよ。

村下、ハケる。


アクマ   「……行ったか。この俺の魔的な能力を使ってすれば、ま、こんなもんだ。

扉ノックされる。


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