ただいま

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初演日:0/0 作者:菅原悠人
「ただいま」
                 作 菅原悠人


優菜(M)「お母さんが死んでから、もう三年がたった。当時中学生だった私は、お母さんがいなくなった事実を受け止められなかった。受け止められたのは、葬式でお父さんの涙を初めて見た時だった。その後、私の家での役割は変わって、お母さんの代わりに私が家事をするようになった。高校受験もあったし、家事なんてやったことなかったから心配だったけど、なんとかなった。お父さんも仕事を早く切り上げて帰ってくるようになった。きっと私のことが心配だったんだと思う。高校二年生になった今でも変わらない。私には夢がある。ピアニストになって、大勢の人に私の音楽を届けたい。そのために練習だって毎日している。だけど、今では叶わないことだって分かっていた。」

    音 料理を作る

父親「優菜。」
優菜「何?」
父親「ちょっとこっちに来なさい。」
優菜「改まってどうしたの?」
父親「いいから。」

優菜(M)「そう言うと、お父さんはいつも見ているニュース番組を消した。私は料理を
してる手をとめ、お父さんの近くに行った。」


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