カラオケ密室殺人事件

(からおけみっしつさつじんじけん)
初演日:0/0 作者:mitsuki

『カラオケ密室殺人事件』

探偵…中年男性、もしくは口調古臭い女性。
Aさん…青年男性。
Bさん…女性。
店員…大学生男子。


  
 幕開く。舞台、探偵。探偵にスポットライト。

探偵 「世の中はありとあらゆるミステリーで埋め尽くされている。今、すなわち20XX年の世の中もまた然り。
    そんなミステリーを解き明かすのが、そう、私たち、TANNTEI、探偵!探偵である私は、この日もまた
    新たなミステリーに出会ってしまったのだった…」

 暗転。Aさんの悲鳴。
 明転。カラオケの一室。駆けつける探偵。

探偵 「なにごとだ!? 事件か!? ミステリーか!? ミステリーだな!? ミステリーなんだな!?
    こーゆーのはミステリーに決まっ」
Aさん「うるさいな!」
探偵 「残念だったな、カラオケルームは防音さ☆」
Aさん「そーゆーことじゃなくて! 見て! 人が! 死んでるの!」
探偵 「ご愁傷さまですなーむぅー」
Aさん「(合掌)…ってかあんた誰? 野次馬?」
探偵 「ふっ……ふふ…ふはははは! 君はあれか、馬鹿か! 馬鹿だな! 私は超有名売れっ子探偵さ!」
Aさん「あ、そーですか、すみません存じ上げなくて。探偵さんなんですね?」
探偵 「そうさ、TANNTEI、探偵、さ!」
Aさん「は、はぁ。でもまあ探偵さんが来たなら一安心ですね」
探偵 「ああ、安心したまえ。…で、これどーゆーことだ? なんでこいつ死んでるんだ?」
Aさん「いや、調べろよ! あんた探偵だろ!?」
探偵 「死体とか血とか苦手系な探偵なんだよ」
Aさん「それは探偵としてどうなんだよ…」
探偵 「というか、君こそ誰なんだい? この被害者のお友達かい?」
Aさん「えっ…!? あ…いや…違います…」
探偵 「では、野次馬か?」
Aさん「いや野次馬でもなくて……まあ、いわゆる第一発見者です」
探偵 「ふむ…第一発見者か…。では、被害者を発見する直前、君は何をしていたんだい?」
Aさん「そ…れは…、トイレに行った帰りに、入る部屋間違えそうになって、そしたら人が倒れてて…」
探偵 「ふむむ…なるほど…。見た感じ被害者の死因は頭部にマイクが突き刺さったことによる…あれだな」
Aさん「雑だな…」
探偵 「そしてすごく気になるのがこの音楽だ!」
Aさん「それは確かに」
探偵 「これは…….『おばけなんてないさ』、だな」
Aさん「え…ええ、そうすね」
探偵 「第一くんよ、」
Aさん「ちょっとまて、第一くんってなんだよ!?」
探偵 「いや第一発見者だから。あだ名だ。そんなことより、この被害者は幼児向けソングが好きだったのだろ
    うか…?」
Aさん「え…いやそれはないんじゃ」
探偵 「だな。曲の履歴を見てみたが、彼女は某人気アイドルグループの楽曲ばかり歌っている」
Aさん「おお…探偵っぽい…」
探偵 「ぽいではなくTANNTEI、探偵だ。操作パネルの位置からして、これは被害者が死の間際に残したダイイン

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