ひまわり

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初演日:0/0 作者:わたし
【登場人物】
  ▽真壁彰 まかべあきら
  ♂ 高2
  杉山が好き。なかなか勇気が出せずにいる。
  
  ▽杉山ひとみ すぎやま-
  ♀ 高2
  真壁が好き。話せるだけで嬉しいと思える。純子と仲が良い。
  
  ▽吉川純子 よしかわじゅんこ
  ♀ 高2
  真壁の幼馴染。活発的なムードメーカー。真壁と杉山を応援している。
  
  ▽瀬尾洋平 せおようへい
  ♂ 高2
  真壁の親友。真壁と杉山を応援している。
  
  ▽吉川絵美 よしかわえみ
  ♀ 42
  吉川純子の母。お喋り好きなおせっかい。夫とラブラブ。
  
  ▽吉川聡 よしかわさとし
  ♂ 45
  吉川純子の父。お人好しで人当たりのよい親バカ。妻とラブラブ。
  
  ▽杉山玲奈 すぎやまれいな
  ♀ 大2
  杉山ひとみの姉。落ち着いていて抜け目のない性格。

舞台は現代の冬、12月!
修了式の日

開幕前の諸注意

緞帳は閉じている
時間は朝、登校

マイク「開演1分前になりました。諸注意をお伝えさせていただきます。それでは、真壁くん。よろしくお願いします。」

真壁が上手からでてきてお辞儀。袖をチラ見しながらカンペを読む。

真壁「え、これ本当に俺がやるの...?(咳払いして)えーっと、上演上の諸注意について確認させていただきます。会場内での飲食はご遠慮ください。他のお客様のご迷惑になる恐れがございますので、携帯電話等、音の鳴る機器は電源をお切りください。また、無許可でのビデオ撮影、写真撮影は禁止となっております。ご了承ください。以上をお守りくださいますよう、よろしくお願いします。」

読み終わる頃に上手の舞台下から杉山が歩いてくる。(舞台上へ)杉山が真壁に気がつき、手鏡を見ながら前髪を整える。深呼吸をして真壁に声をかける。すこし声が大きくなる。

杉山「真壁くん、おはよう!」

驚く真壁。

真壁「す、杉山さん!あ、お、おはよう!」
杉山「ふふ、…瀬尾くんのこと待ってるの?」
真壁「うん、そうだよ」
杉山「そっか…じゃあ、また教室でね」

杉山が手を振り、下手にはけていく。真壁も手を振り返し、そのまま手を見て、握る。少し嬉しそうな様子。
下手から瀬尾の声。

瀬尾「真壁ー」
真壁「瀬尾、おはよー」

真壁、下手へはける。

開幕

下校時間、コートやマフラーを着用している
学校の廊下、うしろに掲示板や窓の絵が描いてあるパネルがある
下手から真壁、瀬尾の順に出てくる

真壁「ハァー、重い。なんで瀬尾のリュック、そんなに薄いんだよ」
瀬尾「真壁と違って、俺は計画的に持ち帰ってた優秀な男なのでね。あー軽い軽ーい」
真壁「くっそ〜、自分のせいなのに腹がたつ〜…」
吉川「おー!待たせたなー!」

下手から吉川
手には重そうな手さげが2つ

吉川「いやー、荷物が多くて」
真壁「多すぎだよ!!それに、ジュンのこと待ってたわけじゃないんだかんな!」
瀬尾「そうそう、純子ちゃんは自意識過剰ですね〜…」
吉川「照れんなって!ホラホラ」
瀬尾「照れてませーん」
吉川「はー重い重い。はい持ってー」
真壁「は?ちょ、おっも!!!!」
瀬尾「え、俺も?」
真壁「毎年毎年溜め込むのやめろって言ってんだろー」
吉川「面倒くせーんだもん。それに、2人とも持ってくれるしさ」
瀬尾「持たせてるだけだよね」

3人、上手へ向かって歩き始める
(ゆっくり歩いてほしい)

真壁「なに入ってんだよこれー、重い…」
吉川「あ!アレ、ひとみ呼んどいたから」
真壁「え?」(立ち止まる)
瀬尾「アレってアレ?」
吉川「そ、(頷き)クリスマスのやつ」
瀬尾「来るってこと?」
吉川「そーゆうこと」
真壁「ひとみって、す、杉山さん!?」
吉川「そう、こういう感じで」(舞台下へ)

回想始まる
休み時間
舞台下の上手から杉山(制服)

吉川「そんでさー、今年もやるんだよ、クリスマスに集まって…まあ洋平が用事あるから、イブになっちゃうけどよー」
杉山「瀬尾くんが?」
吉川「そうそう、家族旅行とかなんとかって。別にやることかわんねーし、いいんだけどさー、ロマンってあるじゃん?クリスマスに雪降ったりするやつとか〜」
杉山「ホワイトクリスマスだね」
吉川「それ!んで、24日…ひとみも来てくんねーかなって」
杉山「私、その日は……」
吉川「用事、あんの知ってるけどさ!もし平気だったらっつー話でさ!」
杉山「純子ちゃん…」
吉川「無理ならいいんだよ、別に、ダメ元だし!」
杉山「……ううん。無理じゃない。私も、行きたいな」
吉川「マジ!?本当!?よかったーー!!実は断られたらどうしようかと思ってた」
杉山「ふふ、そんなに?」
吉川「そんなに。じゃあ後で連絡する!じゃあね!」

吉川は舞台上へ
杉山は下手へはける

瀬尾「よかったな真壁。距離縮めるチャンスじゃん、吉川ナイス」
真壁「よくねーよ!」
瀬尾「なんで?俺、ドキドキしちゃう…!的な?」
真壁「ちが!…く、ない……ドキドキしちゃう…!」(客席に向かって)
吉川「このチャンス、逃すわけにはいかないよなー彰!」
瀬尾「そうか〜やっと勇気を出すときが来たんだなー彰!」
真壁「えっ」
吉川「あ、洋平。やっぱそれ自分で持つ」
瀬尾「え?いいよ、俺持ってるから。吉川よりは軽いですし〜」
吉川「ハァア??吉川も軽いんですけどぉ〜!?」
瀬尾「へぇ〜?じゃあ持ってやるよ、ホラ来いよオラァ」
吉川「や、やめろテメェこのやろう!本当に重かったら立ち直れねーだろ!!!!」

瀬尾、吉川を追いかける。2人はそのまま上手へはける。

真壁「あいつらアレで付き合ってないんですよ。マジで。っていうか!杉山さん来るって…緊張する…」

真壁言いながら上手へはける。

杉山家 帰宅後

舞台下に杉山(制服)がダンボールを持って入る。なにやら荷物を詰めている。
そこへ杉山姉が入ってくる。
(このシーンで舞台上のセットをする運ぶ人は業者みたいな格好)

杉山姉「ひとみー、あとどのくらいかかりそう?お母さんが、もう詰め込むよって。」
杉山「ごめんお姉ちゃん。もうちょっと。あとこれだけだから、心配しないでって言っておいて。」

杉山姉、頷いてはけようとする。

杉山「…あ、お姉ちゃん。あのね」
杉山姉「うん?」
杉山「あのね、私、24日、友だちの家で遊んで来るね」
杉山姉「そう。いいんじゃない?楽しんできなよ。クリスマスだし、プレゼント交換とかするんじゃない。盛り上がるよね、あれ」
杉山「うん。…それでね、あのね、その…気になってる子も、来るの。その日。だから…」
杉山姉「え!?ひとみの好きな人!?も〜、あんたも隅に置けないわね。お母さんとお父さんには私からも言ってあげるから、ギリギリまで楽しんできなよ、そんで、ちゃんと言うのよ。好きですって。」
杉山「えっ!?」

杉山母、袖から「お姉ちゃん、ひとみー!詰め込みするわよー!」

2人「はーい」
杉山姉「私、先行くからね」
杉山「うん」

姉はける
杉山、ダンボールを抱え、少し遅れてはける

日付が変わる
朝→昼を感じるSE

吉川宅前 午後1時頃
真壁、瀬尾が舞台下の下手から入る
2人が吉川宅に着きそうになると、玄関(上手側の階段)に吉川と両親の姿が。


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