復讐!

〜探偵霊媒師が遭遇したとある案件〜

(ふくしゅう!)
初演日:0/0 作者:堀込 ケーシ
北登(ほくと)スバル (探偵兼霊媒師)
カズミ (殺された被害者の幽霊)
マキ  (カズミの母)
コウジ (カズミの上司)
サヤ  (上司の彼女。ケバイ感じ)
ナオキ (影の薄い殺した犯人)

演技上の前提:マキ、コウジ、サヤ、ナオキはカズミを見えていないものとして演技をお願いいたします。


    明かりがつく
    最初に、誰かから逃げるようにナオキ登場。
    その後、包丁のようなものを持ったマキがナオキのことを追いかけるように現れる。

マキ  「返してよ!私の娘を返して!」

    マキ、ナオキにめがけて、包丁を振り回す。
    ナオキ、避けていくが、しりもちをついて動けなくなる。

ナオキ 「ひ、ひぃ…た、助けて…」

    と、スバル、コウジ、サヤが舞台上に走って現れる。

スバル 「やめてください!(とマキを抑える)」
マキ  「離してよ!アイツが、私の娘を殺したのよ!アイツを殺さないと、カズミも浮かばれないじゃない!」
スバル 「そんなことをしたら、あそこにいるナオキさんと同じです!それに、カズミさんが悲しみます!」
マキ  「いいえ、そんなわけないわ!絶対、復讐したいに決まってる!」
スバル 「そんなはずありません!母親に復讐してほしい娘が誰がいますか!?辞めてほしいに決まってます!」
マキ  「なら!(落ち着きはじめる)なら、あなた、探偵のほかに霊媒もできるって、言ってたわよね…」

    スバル、マキの抑えを外す。

マキ  「あなたがここでカズミを呼んでよ!カズミがどう言うか聞いてよ!」
コウジ 「君、そんなことができるのか?」
スバル 「…ええ、呼ぶことは可能です。ですが、幽霊として呼びますので、あなたたちに見えるというわけではありません。
     彼女が言っていることを、私が代わりに伝える形になりますが…」
サヤ  「いいじゃん、面白そうじゃん!」
コウジ 「サヤ、こんな時にそんなこと言うもんじゃない」
サヤ  「コウジだって、気になるっしょ!めったにないことだし」
コウジ 「うん、まあ、気になるといえば気になるが…それは、マキさんが決めることだ。私たちが決めることじゃない」
マキ  「ええ、お願いします。アイツに殺されて復讐を望んでいるか、望んでいないか」
スバル 「わかりました。では、カズミさんの霊を呼ばさせていただきます」

    スバル、目をつぶって舞台の真ん中に立ち準備する。照明徐々に暗くなっていき、雰囲気のあるBGM。(完全に暗くしない)
    ここで、スバル霊媒っぽい動作を行う。(かっこよく、決めポーズしてもよし、へんてこな踊りにしちゃってもよし自由にやってください(笑))

    照明、明るくなる。スバル以外、じっと見守る。ナオキも立ち上がって見守る。少し、間が空いて。
   
カズミの声 「あーーーーーのーーーー!!!クソ上司−−−−−−!!!!!」
スバル   「え!?」

    カズミ登場。いつもの幽霊の恰好か、フォーマルな服装でYシャツに血のりがついた格好で出てくる。天冠(幽霊がよく額につける白い三角のアレ)をかぶっている。

カズミ 「なんなの、あのクソ上司!パワハラ!セクハラ!アルハラ!ハラスメントの塊なのアイツ!!」
スバル 「え?あれ、カズミさんですよね?」
カズミ 「(スバルのセリフを聞かず)昨日なんて、作ったものをちょっとミスしただけで、すんごい怒鳴ってきたし!それも3時間も!お前、怒る暇があったら仕事やれよ!」
スバル 「あのー?カズミさん?」
カズミ 「かと思えば、子供つくらないのか?とか、お前体つき、安産型だよな!とかセクハラがひどくて気持ち悪いったらありゃしない」
スバル 「えっと、その、カズミさん?」
カズミ 「それから、コップが空になった瞬間、継ぎ足してくるし!!拒否すれば、「俺の酒が飲めねえのか!」と言ってくるし
     呪い殺せるものなら、呪い殺してやりたい!」
スバル 「カズミさん!?それ、冗談になってない!」

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