きみから、ぼくへ

(きみから、ぼくへ)
初演日:0/0 作者:湾岸維新
舞台中央に、空間がある。
その空間と外とは、明確な色で区切られている。
空間の中央にぼくが立っている。
何時間も、ずっと同じ姿勢で立っている。

ぼく「……」

ぼくは思い立ったように歩き出す。
ゆっくり、ゆっくり、徐々にその足を速める。
しかし、決してその空間の外には出て行かない。
不意に、空間の外の空間に、きみが走ってやってくる。

きみ「やあ」
ぼく「……」
きみ「返事くらい、したらどうなんだ」
ぼく「来るなよ」
きみ「え?」
ぼく「もう、ここに来るなよ」
きみ「そんなこと言われても、ねえ」
ぼく「そんなことってなんだ。ここに来るなと、ただそう言っているだけじゃないか」
きみ「いや、だから、そんなことを言われても困るんだ」

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