たった一人の白雪姫

(たったひとりのしらゆきひめ)
初演日:0/0 作者:
たった一人の白雪姫



よる … 作家を目指している女。
しらゆき … 家を出てきて、自分を「白雪姫」と思っている女。




  道端のベンチの上で横になって眠るしらゆき。
  白いワンピースを身にまとって、異質な雰囲気。
  そこに、疲れた顔でよるがやってくる。
  眠るしらゆきを見つけギョッとする。
  チラチラ横目で見ながら一度は通り過ぎるものの、気になって帰ってくる。

よる   あの。あの、すいません…
しらゆき  …
よる   こんなところで寝てたら風邪ひきますよ

  揺り起こされ、やっと目が覚めるしらゆき。

しらゆき  (よるを見て)王子様?
よる   え?
しらゆき  あなたは王子様?
よる   いや、ちがいますけど…
しらゆき  なあんだ
よる   …大丈夫ですか?
しらゆき  んー、大丈夫じゃないみたい
よる   とりあえず、こんなところで寝てたら風邪ひきますし、危ないですし、早く帰った方がいいと思いますよ。それじゃ

  よる、立ち去ろうとする。
  それをしらゆきは引きとめる。

しらゆき  ちょっと、どこ行くの?
よる   どこって、私も帰るんです
しらゆき  私のこと置いてくの?大丈夫じゃないって言ってるのに
よる   だって見たところ怪我してるわけじゃなさそうだし、元気そうだし、それに…、いや、なんでもないです
しらゆき  だから帰るの?
よる   逆に帰っちゃだめなんですか?
しらゆき  だめなことはないんだけど…

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