出会いの喫茶店

(であいのきっさてん)
初演日:2016/4 作者:松田玄海
『出会いの喫茶店』

登場人物

山口:喫茶店のマスター
朝倉:元アルバイトの男性
キャサリン:新人アルバイトの外国人女性(?)
七瀬:アルバイトの女性
客:喫茶店に訪れた客
かなえ:朝倉の彼女
名取:警官
シンイチ:某高校生探偵



舞台は喫茶店。喫茶店への入口は下手。
上手側はカウンターもしくはパネルで先が見えないようにする。

七瀬が舞台上に一人いる。

七瀬 「ありがとうございました」

そこに客(サングラスを服のポケットにかけている)が入口から入ってくる。

七瀬   「いらっしゃいませ」

客こんにちは。コーヒーお願い。

七瀬   「かしこまりました。すぐお持ちします。」

七瀬、上手にはける。
客、七瀬がはけた後、身だしなみを整えたり、のどの調子を確かめたりする。

山口、この間に上手から登場。

七瀬、コーヒーを持って上手から登場。

七瀬   「コーヒーお持ちしました。」

客    「ありがとう。君、大学生?」

七瀬   「はい。大学生です。」

客    「いやぁ、かわいいね」

七瀬   「はいっ、よく言われます!」

客     「モテるでしょ?」

七瀬    「はいっ、でも貴方みたいな地味な男はこっちからお断りです。」

客     「えっ?」

山口    「(小声で)おい失礼だろ!?
        ごめんねお客さん、この子毒舌なんです。」

客     「いえいえ大丈夫ですよ。素直な女の子っていいですね。好きになりました。お付き合いしてくださいそれがダメならパンティーの色教えてください。」

山口    「いや、この人もおかしいな」

七瀬    「はぁ?何言ってんの?コイツ、キモイ!あんたみたいなのと付き合うわけないでしょ?パンツの色教えた方がマシよ。マスターの!」

山口    「僕の!?」

七瀬    「黒のトランクスよ!」

山口    「何で知ってんだよ!・・・
       (客に対して)あんたもちょっと嬉しそうな顔してんじゃねぇよ。気持ち悪いな」

七瀬    「あっところでマスター、今日から新しいアルバイトの人が来るんですよね。たしか女性で、外国人の方」

山口    「おぉそうそう。キャサリンさんって人でとてもパワフルな女性だよ。」

キャサリン、走って登場する。

キャサリン 「チェストォォォォォォォォォオオオオ!!(ここは何かの掛け声で!)

走ってきた勢いで客にぶつかって押し倒す。その時にサングラスが吹っ飛ぶようにする。もしくはサングラスは机の
上に置き忘れる。


山口    「わぁぁぁぁ。大丈夫ですか?ちょっとキャサリンさん、お客さんに何てことするんですか!!」

キャサリン 「ゴメンナサイ、マスター。倒レテルオバアチャンヲ助ケテ、不良ニカラマレテル少年ヲ助ケルツイデニ
        テ、食パンクワエタ女子高生ト曲ガリ角デブツカッテ遅レチャイマシタ」

山口    「いや、嘘つくのヘタクソか!言い訳が欲張りすぎる」

客     「いってぇ」

山口    「申し訳ありません、お怪我はありませんか?」

客     「何なんですか一体」

山口    「すみません、うちの店員が…なにぶん新人なもので。ほら、キャサリンさん。お客さんに謝って」

キャサリン 「(居住まいを正して)今回ノ件ハヒトエニ我ノ不徳ノ至ストコロデアリ、面目次第モゴザイマセン。我ノ社会人トシテノ自覚  ノ欠如ナラビニ日頃ノ不摂生ガタタリ、世間知ラズノ若輩者デアルユエニ、サゾゴ立腹ノコトト存ジ上ゲマスガ、厚カマシクモ、我ノ切腹ヲヒトツゴ挨拶ニ代エサセテイタダイテ頂キ等存ジ上ゲ奉リ候。」

山口    「途中から何言ってるかわからない」

七瀬    「はっ…立腹と切腹をかけている……!?」

山口    「どうでもいいからそんなこと」

客     「馬鹿力で言葉も通じないなんてゴリラじゃないですか!」

キャサリン 「ゴリラジャナイデス」

客     「ゴリラだろ、体でかいし」

キャサリン 「ゴリラジャナイデス」

客    「好きな食べ物は?」

キャサリン「バナナです」

客    「ゴリラじゃないですか!」

キャサリン「ゴリラジャナイ!ウヲォォォォ(ドラミング)」

山口   「いや、ゴリラだ」

キャサリン「私ハゴリラジャナァァァイ」

キャサリン、近くにある雑誌を破る(何か物を壊すでも可)。

客・山口 「うおぉぉぉ」

客    「くそぉ、せっかく可愛い女の子が居ていい店だと思ったのに。こんな奴がいる店、もうこないよ!!」

客、走って逃げる。

山口   「ちょっと、キャサリンさん何やってるんですか!初日から遅刻して客を押し飛ばして、コーヒーのお代まだもらってないんですよ」

キャサリン「食イ逃ゲデスカ?」

山口   「いや、あなたのせいですよ!」

七瀬   「ははは、面白い」

山口   「外国からきて大変なのはわかりますけど、お客さんを押し飛ばしたりとか驚かせるのは止めてください。」

キャサリン「ゴメンナサイ。キヲツケマス」

山口   「今回は多めに見ますけど、次にこんなことをしたら給料を引かせていただきますよ」

キャサリン「チョット待ッテクダサイ。私ノ給料ガ下ゲラレタラ、年収ガ1000万イカナクナッチャイマス!話ガ違イマス」

山口   「下げなくても1000万はいきませんよ!」

キャサリン「ニッポンニ夢モッテキテマス」

山口   「バイトじゃきついとおもいますけど・・・じゃぁなくて、とにかくしっかりしてくださいね。」

キャサリン「スミマセン」

山口  「それじゃ改めて、僕が店長の山口です。わからないことは何でも聞いてください。彼女は七瀬さん」

七瀬  「よろしく!キャサリンさんすごく面白い人ね。一緒に楽しくやっていけそう。それにしてもすごい体」

キャサリン「キャサリンイイマス。二人トモヨロシクオ願イシマス。スリーサイズハ上カラ98、75、88。Eカップデス」

七瀬  「すごい筋肉、ナイスバディ!」

山口  「ナイスバディの意味合い違くない?まぁいいや。それじゃ七瀬さん、さっそくキャサリンさんに仕事教えてあげて」

七瀬  「わかりました。キャサリンさん、ここのテーブルの上の物、下げてもらっていいですか?」

キャサリン「オヤスイゴヨウデス」

キャサリン、机の上の物を全部落として持っていく。もしくはお盆にのせて床の上に置く。


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