卒業

(そつぎょう)
初演日:2017/3 作者:前原 R 僚太
「卒業」                            
脚本★前原R僚太

★Cast★
サクちゃん:本名、大城桜(おおき さくら)。元北風高校演劇部部長。現在は受付嬢。
ミッチー:本名、三井優太(みつい ゆうた)。現在は警備員。
ローズ:本名、木下華奈(きのした かな)。現在は実家の八百屋、店員。
モリベー:本名、森下修平(もりした しゅうへい)現在は居酒屋の店員。
ミヤザキ:本名、宮崎耕助(みやざき こうすけ)。現在は銀行員。


舞台は、北風高校演劇部部室。椅子や本棚。奇妙な人形。ホワイトボード。壁には、あめんぼの歌と書かれた模造紙が貼られている。夜なのか薄暗く静けさが広がっており、しばらくすると部室の外から声が聞こえてくる。

サクちゃん「あー流石に閉まってるか。ふむ。よいしょっと」

ガチャガチャと鍵を開ける音。部室に入ってくる女、サクちゃん。

サクちゃん「不用心だなぁ。鍵の場所、今も変わってないんだ。」

電気のスイッチを触るサクちゃん。部屋に明かりがともる。

サクちゃん「うーわー。変わってなーい。10年もたつのにねぇ。」

部室内を見渡し、あめんぼの歌の模造紙を見つける

サクちゃん「あっ!ゴホンッ。あめんぼあかいなあいうえお!うきもにこえびもおよいでる!・・・ははは。全然声でないなぁ。あいうえおいうえおあうえおあいえおあいうおあいうえかきくけこきくけこくけこかきけこかきくこかきくけ。ああ、ロミオ様ロミオ様、なぜあなたはロミオ様なの。私にとって敵なのはあなたの名前だけ!・・・・・なんちゃって。」

ひとしきりはしゃぎ、腰を下ろそうとして奇妙な人形と目が合うサクちゃん。

サクちゃん「え・・・。君、まだいたの?もう10年だよ?よく捨てられなかったね。なにか言いなよー。ははは。ところで君の名あ前なんだっけ。」

部室の外から、懐中電灯の光と声。
ミッチー 「え!なんで電気ついてるの。鍵も開いてるし」
サクちゃん「え!あ!」

慌てて電気を消すサクちゃん。それと同時に部室へ入ってくる警備員の男、ミッチー。懐中電灯をかまえあたりを照らしていくミッチー。光を上手にかわしながら、奇妙な人形のかげに身を隠すサクちゃん。

ミッチー 「誰ー。泥棒?強盗?どっちも一緒だなぁ。ぼ、僕ね。体は鍛えてるからつ、つ強いよ。北高警備室の吉田沙保里って僕のことだから。・・・観念しなさーい!もしかしてオバケですかー?勘弁してくださーい。・・・ついてないなぁ。この仕事今日で終わりなのに、最後の最後でさぁ」

人形のかげで物音を立ててしまうサクちゃん。人形に懐中電灯を向けるミッチー。

ミッチー 「え。も、もしかしてお前だったの?・・・ブロリン?」
サクちゃん「そうだ!ブロリンだ!野菜の国の強欲な王様、ブロッコリー大王!通称ブロリン!」
ミッチー 「ええ!」
サクちゃん「あ。」

勢いあまって立ち上がるが、すぐに人形、ブロリンのかげに隠れるサクちゃん。

ミッチー 「今の。お前が喋ったの?」
サクちゃん「はっはっは。イカにもタコにも。わしが野菜の国の強欲な王様、ブロッコリー大王、ブロリンじゃあ!」
ミッチー 「なんで喋れるの?人形でしょ?」
サクちゃん「貴様はたわけか、たわしか」
ミッチー 「その2択なら、たわけかなぁ」
サクちゃん「わしは強欲な王様。たとえこの身が人形だとしても、喋りたければ喋るのだぁ。どんな手を使ってもなぁ!はっはっは」
ミッチー 「親として言うけど、もう少し謙虚じゃないとだめだよ」
サクちゃん「親?」
ミッチー 「そうだよ。お前は10年前、僕が作ったんだよ。僕がっていうか僕とみんなで。お前は、僕たち北高演劇部の小道具だったんだよ」
サクちゃん「・・・君の名は。」
ミッチー 「三井。三井優太。皆からはミッチーって呼ばれてた」
サクちゃん「ミッチー・・・」
ミッチー 「そう!ミッチー。ビビりのミッチー。覚えてる?」
サクちゃん「覚えてる。覚えてるよ。ミッチー」

立ち上がり、姿を現すサクちゃん。

ミッチー 「ブロリンが・・・女の人になった。強欲が過ぎるよ。ブロリン」
サクちゃん「違うって。ミッチー、電気つけてみ?」

言われるがままに電気をつけるミッチー。部屋に明かりがともる。

サクちゃん「どう?わかる?」
ミッチー 「ええっ!」
サクちゃん「桜。大城桜」
ミッチー 「さ、さ、さ、サクちゃん!?」
サクちゃん「そうだよ。久しぶり」
ミッチー 「久しぶり。10年ぶりかなぁ」
サクちゃん「変わってないね。ミッチー」
ミッチー 「サクちゃんは大人っぽくなったねぇ」
サクちゃん「そりゃまぁ、28だし」
ミッチー 「でも、なんでここに?」
サクちゃん「廃校になっちゃうんだってね。ここ」
ミッチー 「うん。過疎化とかで。今日の卒業式で廃校になっちゃった」
サクちゃん「その知らせ聞いてさー、この部室も取り壊されちゃうのかなぁって。そしたらなんか来ちゃった」
ミッチー 「そっか。なんとなくわかるよ。楽しかったもんねぇ」
サクちゃん「不思議だよね。お芝居のことなんてすっかり忘れてたのにさ。さっきなんてテンション上がっちゃってジュリエットやっちゃったよ。年も忘れてさ」
ミッチー 「君の小鳥になりたい」
サクちゃん「そうしてあげたい。でも可愛がりすぎて殺しちゃうわ」
2人   「ぷはははは」
サクちゃん「あー恥ずかしい」
ミッチー 「ほんとに。ロミジュリなんてお芝居したことないのにさ。」
サクちゃん「えー。演劇部なんだ!すごーい!じゃああれやってよ!ロミジュリ!」
ミッチー 「そうそれ!いろんな人から言われるもんだから、結局ロミジュリごっこが流行っちゃって」
サクちゃん「そうそう。いやー。懐かしいなぁ」

ドアが開き、ラフな格好をした男、モリベーが入ってくる

モリベー 「おほほ。なんも変わってねーな」
2人   「え?」
モリベー 「え?」
3人   「うわああああああ」

サクちゃん、ミッチーがホワイトボードの後ろに隠れる

サクちゃん「泥棒?オバケ?」
ミッチー 「どっちにしろ勘弁してよ」
サクちゃん「警備員でしょ」
ミッチー 「警備員だって怖いんだよ」
モリベ― 「おいおいおい、泥棒かよ。言っとくけどこの部屋にゃ盗るようなもんねーぞ」

再び、ドアが開き、気の強そうな女性、ローズが入ってくる。

ローズ  「ちょっと!モリベー!」
モリベー 「おぉローズ」
ローズ  「何考えてんの?」
モリベ― 「お前、ローズじゃなかったっけ?」
ローズ  「そういう話してんじゃないの」
サクちゃん「今、ローズって言った?」
ミッチー 「今、モリベーって言った?」
モリベ― 「じゃあなんだよ。今大変なんだよ。そこに泥棒隠れてんだ」
ローズ  「私たちが泥棒でしょうが」
モリベ― 「はぁ。おれは何も盗むつもりねーぞ」
ローズ  「盗むつもりなくても、夜中の学校に忍び込んでるんだから不審者なの」
モリベー 「あ、そっか。なるほどな」
ローズ  「電気ついてたから諦めて帰ろって言ったのにさ、なんで突撃しちゃってんのよ」
モリベ― 「だってお前のうんこ長いから」
ローズ  「大の大人がうんこ言うな」
モリベー 「うんこはうんこだろ?」

ホワイトボードを盾に2人に近づくミッチー、サクちゃん

ローズ   「そういうことじゃなくて・・・うわっ動いた」

ホワイトボードを小気味よくノックするサクちゃん

ローズ   「え?」
モリベー  「ホワイトボードは仲間になりたそうにこちらを見ている」
ロース   「マジで?」

モリベ―に促され、先ほど同じリズムでノックを返すローズ。少し複雑なリズムでノックをするミッチー。またまた同じリズムでノックを返すモリベー。ミッチーがホワイトボードを動かしご対面。

ミッチー  「モリベー」
サクちゃん 「ローズ」
モリベー  「・・・ははは。マジかよ」
ローズ   「うわああああああ。嘘!?なんで」
ミッチー  「すごいや。ほんとにモリベ―とローズだ」
モリベ―  「おいおおい。なんで涙ぐむんだよ」
ミッチー  「だってさー」
モリベー  「ビビりのミッチー、泣き虫ミッチー。変わってねーな」
サクちゃん 「こんなの、ミッチーじゃなくたって泣いちゃうよ」
ローズ   「サクちゃん、ミッチー久しぶり。ここにいる理由は同じかな?」
サクちゃん 「多分ね。ここが廃校になっちゃうって聞いて」
ローズ   「ああ、あの部室もなくなっちゃうのかぁって考えて」
2人    「気がついたらここに!」
サクちゃん 「うれしいなぁ」
ローズ   「そうそう、聞いてよ。モリベーったらさ。学校まで来たくせに急に怖気づいて校門で行ったり来たり」
モリベ―  「それバラすなよ」
ミッチー  「じゃあ校門でたまたま会ったんだ?変だと思ったよ。2人が一緒に来るなんてさ」
モリベ―  「ミッチーはサクちゃんと来たんじゃねぇのか?」
ミッチー  「僕はここで警備員やってるんだ。廃校になっちゃったから今日で終わりだけど」
ローズ  「へー。あのミッチーが警備員か!言われてみたら体男らしくなったねぇ」
サクちゃん「昔は棒だったもんね。棒」
ミッチー 「うるさいなぁ」
ローズ  「10年たてば変わるよね」
モリベ― 「うるさいまんまのやつもいるけどな」
ローズ  「小学生に言われたくないんだけど?」
モリベ― 「流石に小学生は言いすぎだろ」
ローズ  「どうだか」
モリベー 「なあ、ミッチー?」
ミッチー 「え、あ、そうだね。さすがに因数分解くらいできるもんね」
モリベ― 「ほらみろ!」
サクちゃん「どっちにしても中学生だけど」
ミッチー 「え?あ、そっか」
ローズ  「ね?バカのまんま。10年何してたんだって感じ」
モリベ― 「なめんなよ。数多の職を渡り歩き、経験と人脈を築きあげ続けた、語るも涙の10年間」
サクちゃん「へー、凄そう」
ローズ  「仕事長続きせずにコロコロバイト変えてたってだけの話でしょ」
モリベー 「知りもしないのに決めつけるのやめろよな」
ローズ  「へー。違うんだ」
モリベー 「そういうお前はどうなんだよ?」
ローズ  「話そらした」
モリベ― 「お前も今話そらしたじゃねーか」
ミッチー 「あわわわ、やめなよ。もうほんと昔から二人は犬猿の仲っていうか。モンタギューとキュピレットっていうか。すぐケンカするんだから」
サクちゃん「わかってないなぁミッチー」
ミッチー 「え?」
サクちゃん「2人は、モンタギューとキュピレットでもロミオとジュリエットだから」
3人   「はぁ!どこが!」
サクちゃん「どこがって言われてもね」
ローズ  「ちょっとサクちゃん」
モリベ― 「ローズの小鳥になんてなってみろ、両羽ちぎられてホルマリン漬けの刑だ」
ミッチー 「違いない」
ローズ  「ちょっとミチベー!」
2人   「混ぜんなよ!(混ぜないでよ!)」
サクちゃん「あっははは。なんか昔にタイムスリップしたみたい・・・。バカみたいな掛け合いしてさ。楽しかったよねぇ。1年生の時に演劇部作って、みんなでわいわいやって、3年生の時なんて全国大会まで行ったんだもんね」
ローズ  「ね。今考えたら話できすぎだよ」
ミッチー 「あぁ、ミヤザキにも会いたくなってきたねー」

ドアを恐る恐る開けて入ってくるスーツの男、ミヤザキ。誰も気が付かない。

モリベ― 「あ、そっか。おれたちの代ってあとミヤザキだけか」
サクちゃん「もしかしたら来るかな」
ミッチー 「来たらいいなあ。ミヤザキ」
モリベー 「いやー、あいつ冷たいからなぁ。冷血漢ミヤザキ」
ローズ  「確かに、なんか一歩引いてみてるところはあったね」
モリベー 「見下してるんだよおれたちを。あいつは何でもできるから」
ミッチー 「まぁミヤザキが、廃校のニュース聞いて、部室まで来るかって言われると」
サクちゃん「ちょっと想像しにくいかもね」
ミヤザキ 「・・・おれは来ない方がよかったのか」

一同一斉に振り向き、ミヤザキに気が付く。

4人   「うわああああああミヤザキ(くん)!?」
ミヤザキ 「悲鳴を上げることはないじゃないか」
ミッチー 「いやいや、今のは歓声だよ!」
サクちゃん「そうそう!ミヤザキ君来るかなーって言ってたらほんとにいるから!」
ミヤザキ 「おれは冷たいんだろ。部室に来るのはちょっと想像しにくいんだろ」
ミッチー 「いやいや、誤解だって」
ミヤザキ 「冷血漢ミヤザキ。だもんな」
モリベー 「おい、傷ついてんじゃねーか」
3人   「モリベーでしょ!」
モリベー 「ごめん」
ミッチー 「でもミヤザキ!本当に会えてうれしいよ」
ミヤザキ 「来るな来るな。そもそもお前らなんでここにいるんだ?」
4人   「え?」
ミヤザキ 「部長のサクちゃん。だよな?」
サクちゃん「うん。そうだよ、変わってないでしょ」
ミヤザキ 「ミッチー。ビビりのミッチー」
ミッチー 「そうそう。今は警備員やってるんだ」
ミヤザキ 「ローズ。超スーパー努力人間ローズ」
ローズ  「待ってそれ何!?アタシそんな風に呼ばれてたの?」
ミヤザキ 「で。お前誰だっけ」
モリベー 「なんでだよ!」
ミッチー 「モリベーだよ。森下修平。略してモリベー」
ミヤザキ 「ああ。バカのモリベー」
モリベー 「お前、さっきの根に持ってるな」
ミヤザキ 「お前ら、もしかして死んだのか?」
4人   「はい?」
ミヤザキ 「お前ら死んで、化けて出てきているんだろう。学生時代の恨みを晴らす算段、そうだろう!確かにお前らに強く当たったこともあったもんなぁ」
サクちゃん「あのーミヤザキ君?」
ミヤザキ 「ごまかしたって無駄だ。そうでもなきゃ部員全員がいることに説明がつかない!」
モリベー 「ミヤザキ抜きで約束して集まったって線はないか?」
ミヤザキ 「・・・そうなのか?」
サク・ローズ「モリベー!」
モリベー 「ごめん」
ミッチー 「違うよ?ミヤザキ。皆たまたまここに集まったんだよ」
ミヤザキ 「ええい!おれをたぶらかすな!いいか、お前ら化けて出てくるのは反則だ。生きてる間に勝てないからって死後の力を使うのはいかがなものかな」
ローズ  「さすがミヤザキ」
サクちゃん「あれだけビビっているのに」
ミッチー 「崩れないプライド」
モリベー 「よ!お見事!」

拍手する四人

ミヤザキ 「ええい!茶化すな。おれはこの世に怖いものなんて一切ないが、あの世のものはダメだ。オバケはダメだ。いいか!おれに文句があるなら生きて出直してこい!」
ローズ  「10年ぶりのミヤザキ節だ」
ミッチー 「この感じ、懐かしいな」
サクちゃん「ちょっとかわいそうになってきたけど」
ミヤザキ 「なんだ!ボソボソコソコソと。呪詛か、呪詛なのか」
モリベー 「呪詛って!」
ミッチローズ「モリベー!」
モリベー 「ごめん」
サクちゃん「ミヤザキ君?私たち生きてるよ?」
ミヤザキ 「騙されないぞ」
サクちゃん「ほら!足!みんな足あるよ!あ!足つきあめんぼの歌!いくよみんな」
モリベー 「ええ、マジで?」
サクちゃん「せーのっ」

サクちゃん、ローズ、ミッチー、モリベー、ジャンプスクワットしながら、あめんぼの歌。

サクちゃん「ほら!足音聞こえるでしょ!みんな生きてる!」

しばらく、足つきあめんぼの歌を眺め、部室の外へ出るミヤザキ。一同、顔を見合わせあめんぼの歌をやめる。ドアが開きミヤザキが戻ってくる。

ミヤザキ 「いやー懐かしいなぁこの部室。10年もたつのにほとんど変わってないな。おおブロリンまで残っているのか。おや?驚いたな。お前らも来てたのか。サクちゃん。ミッチー。ローズ。モリベー。久しぶり」
4人   「さっきのなかったことにしてる!」
ミヤザキ 「さっきのこと?何のことだ?おれは今来たばかりだ」
4人   「完全に過去をもみ消してる!」
ミヤザキ 「どうした、お前ら。変な顔して。座ったらどうだ?」
ローズ  「さすがミヤザキ」
サクちゃん「あれだけ取り乱したのに」
ミッチー 「崩れないプライド」
モリベー 「よ!お見事!」

4人拍手する。

サクちゃん「ホントに全員揃っちゃったね」
ローズ  「部室も全然変わってないし」
モリベー 「むしろ変わらなさすぎだろ」
ミヤザキ 「ミッチー、今ここの演劇部ってどんな感じなんだ。ここの警備員なんだろ?」
ミッチー 「ああうん、会員の子から聞いた感じだと」
ミヤザキ 「会員?」
ミッチー 「そうそう。人数少なくなっちゃって、今は演劇部じゃなくて演劇同好会」
モリベー 「寂しいなそれ」
ミヤザキ 「だから演劇部の垂れ幕がなかったのか、その辺に」
サクちゃん「え?」
ミヤザキ 「みんなで作ったやつあっただろ?いらない服持ち寄って作った」
ローズ  「ああ!あったあった」
サクちゃん「部じゃなくなっちゃったから垂れ幕捨てちゃったんだろうな」
モリベー 「演劇部じゃねーもんな。」
ミッチー 「僕らが卒業してから、部員は減る一方で、コンクールとかもままならなかったみたいだよ」
ミヤザキ 「そもそも、おれたちの後ろの代からして人数足りなかっただろ」
サクちゃん「でも演劇やりたいって子がゼロじゃないってことだよね。同好会があるってことはさ、それはうれしいな」
ローズ  「同好会がなかったらこの部室も残ってなかっただろうし」
ミッチー 「こうしてみんなが集まることもなかったかもしれない」
サクちゃん「感謝感謝!」
5人   「ありがたやーありがたやー」

5人おかしくなって笑い出す

モリベー 「なあみんな揃ったんだしよ、なんかやろーぜ」
ローズ  「なんかって何よ」
モリベ― 「なんかつったらなんかだよ。演劇部っぽいやつ」
サクちゃん「基礎練の前にやってた、体あっためるためのゲームとか!」
モリベー 「そうそういうの」
ミッチー 「サクちゃんさえてる!」
モリベー 「さえてるのはおれだっつーの」
ローズ  「ゲームどんなのやってたっけ?」
サクちゃん「いっぱいやったからねー」
ミッチー 「当時の僕たちが盛り上がってて、演劇部っぽいやつ・・・」
ミヤザキ 「演劇部式だるまさんが転んだ」
4人   「それだ!」
サクちゃん「じゃあ私、鬼」

5人散らばり、だるまさんが転んだのポジションにつく

サクちゃん「ルール覚えてるー?」
ローズ  「大丈夫―」
サクちゃん「それっぽくなかったらすぐアウトだからね」

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