BOOK MAKER
.BOOK MAKER 3稿
BOOK MAKER

         はりとら版
        

          作:山上物語産業
.あらすじ
登場人物

富田富美加:高校2年生の女子。進路に悩んでいる。彼氏のたかしに最近浮気された。

小林清太郎:明治の売れない小説家。テルという女性と心中したかったが、叶わずに一人で死んだ。

ヴィルマ・エイティーン:売れないグラビアアイドル。本名、水間杏里。

バッドエンド:全ての世界をバッドエンドへ導く魔導書の悪霊。正義の鉄槌を下し、美しい悲劇を描くことを信条としている。

禁書 ... 禁書(きんしょ)とは、時の権力を代表する政府、あるいは宗教的・イデオロギー的な権威によってある書物の出版や販売を禁止する行為あるいは禁止された書物である。

.1  幻の図書館
1 幻の図書館
 
 チャイムの音。
 それから、道路の音。
 一枚の紙を持って歩いてくるふみか。
 じーっと眺めている。
 携帯に電話。
 
 ふみか「(携帯に出る)うん。今帰り。・・・分かってる。遅れないように向かってるから。もー。塾が高いのは分かってるよ。模試はもう終わったし・・・うん。あのさ、いい大学にいきたいのはお父さんの夢でしょ!私は・・・分かってる。だから勉強して・・・。はい。はい。分かりました。」
 
 ふみか、携帯を切る。
 
 ふみか「・・・はぁ。なんだよ。わかってるよ。」
 
 ふみか、紙を見つめる。
 
 ふみか「進路進路って。いい大学?・・・何だよ、いい大学って。私は・・・。私の未来は・・・。・・・あー、考えるのやめよ。。たかし、電話でるかな。」
 
 ふみか「(別のところに電話をする)・・・たかし・・・またでない。・・・反省してるって言ってたのに。・・・。いいことないなあ。ずっとこんなんなのかなあ。」
 
 ふみか、紙をまとめて、捨てる。
 ふみか、ふと、道のわきに建物を見つける。
 ふみか、看板を見る。
 
 ふみか「・・・図書館?っぽいなあ。汚れてよく見えない・・・へぇー、レトロでおしゃれかも。(腕時計を見て)、ちょっと行ってみるか。たまには物語のレールから外れて。」
 
 ふみか、図書館の扉を開いて、中に入る。
 オープニング。
 

.2  オープニング
2 オープニング

音楽。
自分の本を読み始めるふみか。
自分の本を読み始める清太郎。
自分の本を読み始めるヴィルマ。
自分の本を読み始めるバッドエンド。
それぞれの想いが交錯して、
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