偽りの自分

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初演日:0/0 作者:菅原悠人
「偽りの自分」
   作 菅原悠人
  
  
  
   1、大学の食堂とか、喋ることができる場所
   広樹いたつき、携帯を操作している
   綾乃上手から出てくる
  
   小林綾乃「おっはよ〜!広樹」
  
   綾乃、広樹の背中をバンッと叩く
   相馬広樹「痛って、お、おはよう」
   小林綾乃「相変わらずノリ悪いな〜もう」
  
   綾乃、広樹の背中をバンバン叩く
   相馬広樹「ほんと小林さんは元気だよね、羨ましいよ」
   小林綾乃「なんか皮肉ってる感じがするんですけど〜、そんな悪い言葉しか言ってなかったら高校の時に友だちいなかったんじゃないの」
   相馬広樹「ちょっと酷いな・・・まあ、そうなんだけどさ」
   小林綾乃「あはは、ごめんごめん、そんなことよりさ今なにしてたの?」
   相馬広樹「そんなことよりって・・・」
   小林綾乃「だからごめんって!あっそうだ!後で飲み物奢ってあげるよ!」
   相馬広樹「また水道水?」
   小林綾乃「・・・バレた?」
   相馬広樹「バレたもなにもこれで四回目だよ」
   小林綾乃「そうだっけ?私知らなーい」
   相馬広樹「知らないって・・・携帯弄ってた」
   小林綾乃「どれどれ、え〜またsnsやってんの?ホント好きだよね、私には全然アカウント教えてくれないのにさ」
   相馬広樹「なんか知ってる人に教えるのは恥ずかしくて、ごめんね」
   小林綾乃「ふ〜ん、まあいいけどさ」
   相馬広樹「ほんとごめん」
   小林綾乃「そんなことはどうでもいいんだ!」
   相馬広樹「どうでもいいって、小林さんが聞いてきたのにさ・・・」
   小林綾乃「もうすぐ連休だよね!」
   相馬広樹「あー、そうだね」
   小林綾乃「これを期にさ、旅行行かない?旅行!」
   相馬広樹「旅行?」
   小林綾乃「そう、旅行!私一度でいいから友だちと旅行行ってみたいんだー!」
   相馬広樹「い、いいんじゃないかな」
   小林綾乃「やった!じゃあさ、純一も誘わない?」
   相馬広樹「杉本君も?」
   小林綾乃「うん!私が誘えば絶対来てくれると思うんだ!」
   相馬広樹「なに?その謎の信頼・・・でも杉本君が来てくれるとは僕思えないんだ・・・」
   小林綾乃「大丈夫だって!私に任せなさい!」
  
   綾乃、広樹の背中をバンって叩く
   相馬広樹「ほんと元気だよね」
   小林綾乃「私から元気を取ったらなにが残るのさ」
   相馬広樹「それ自分で言うことなの?」
  
   純一上手から入ってくる
   杉本純一「おー」
   相馬広樹「あ、おはよ」
   小林綾乃「相変わらず純一はテンション低いね」
   杉本純一「お前が高すぎんだよ」
   小林綾乃「そんなんじゃ、楽しくないでしょ」
   杉本純一「別に無理に楽しくなる必要はないでしょ」
   小林綾乃「え〜そんなことないよ!人生楽しくだよ」
   杉本純一「俺はこれでも人生楽しんでる」
   小林綾乃「ダメ!」
   杉本純一「はぁ?」
   小林綾乃「だって純一、目が死んでるんだもん、そんな目じゃ楽しいものを見つけられないでしょ!」
   杉本純一「あーそうかそうか、わかったわかった」
   小林綾乃「うん、分かればいいんだ!あ、さっき広樹と話してたんたけどさ、今度の連休に旅行行かない?」
   杉本純一「は?ほんとかよ広樹?」
   相馬広樹「う、うん」
   杉本純一「随分急だな」
   小林綾乃「うん、さっき思い付いた!」
   杉本純一「は?計画は?」
   小林綾乃「なんにもかんがえてなーい」
   杉本純一「お前頭大丈夫か?」
   小林綾乃「え?何が?」
   杉本純一「はぁ〜あ、まあいいか、じゃあ今度三人で考えるか、計画」
   相馬広樹「え!?いいんだ!」
   杉本純一「しょうがねえだろ、綾乃じゃ心配だからな」
   小林綾乃「そうこなくっちゃ!さっすが純一!」
   杉本純一「とりあえずお前今日の講義のレポートやったか?」
   小林綾乃「え?あ、あったっけ?そんなの」
   杉本純一「はい、追加レポートお疲れ〜」
  
   純一、下手にはけようとする
   小林綾乃「ちょ、ちょっと待ってよ純一!」
   杉本純一「人生楽しくレポート頑張れー」
   純一、下手にはける
  
   小林綾乃「ありえない、純一の人でなし!」
  
   間
   小林綾乃「ねえ、広樹?お願いがあるんだけどさ」
   相馬広樹「ああ!僕次の講義あるんだった!」
  
   広樹、はけようとする
   小林綾乃「ええ!?」
   相馬広樹「ごめん、今からやれば多分間に合うからさ、がんばって!」
  
   広樹、上手にはける
   小林綾乃「ほんとありえない・・・やば!早くしないと」
  
   綾乃、下手にはける
  
   2、広樹、上手から出る
   広樹、携帯を弄っている
   相馬広樹「あーうぜー、なんだよあの暴力女がよ『元気かっこ笑女うけるわらわら』っと、旅行もめんどくせぇーな、杉本がなんとかしてくれると思ったら案外乗る気なのな正直引くわー」
  
   携帯から突然の音楽
   相馬広樹「な、なんだ!?」
  
   sns、上手から出てくる
   sns「テッテテー、やあ、こんにちは〜」
   相馬広樹「なんだお前!?ここどこだ!?」
   広樹の携帯を取る、音ストップ
  
   sns「なんだよー僕たち友達だろ?つれないな〜」
   相馬広樹「はぁ?俺はお前なんて知らないぞ?」
   sns「知らない!?そんな酷い事よく言えたもんだね、泣いちゃうよ」
   相馬広樹「知らねぇーよ!さっさとどっか行けよ!」
   sns「はあー、やっぱり君はこっちの方がいいね〜」
   相馬広樹「は?」
   sns「他人に話しを合わせて愛想笑いしたりするより今の君の方がよっぽど魅力的って言ってるんだよ」
   相馬広樹「な、なんのことだよ」
  
   sns、広樹に近づく
   sns「知ってるんだよ〜君がsnsで友だちの悪口を言ってるってこと」
   相馬広樹「え」
   sns「まあ君はあの二人のことを友だちだとは思ってないみたいだけどね」
   相馬広樹「な、なんでお前にそんな事わかんだよ、第一俺は自分のアカウントを人には言わないぞ」
   sns「それは分かるよ〜」
   相馬広樹「なんでだ!」
   sns「なんでだと思う?」
   相馬広樹「それを俺が聞いてんだよ!」
   sns「じゃあ、ヒントをあげようか」
   相馬広樹「ヒントじゃなくて答えを言えよ!」
   sns「ヒント1、君は普段から僕を見ています」
   相馬広樹「え?」
   sns「ヒント2、君は僕のことが大好きです」
   相馬広樹「何言ってんだ、お前」
   sns「ヒント3、僕は君にとっての心の支えです」
   間
  
   sns「さあ、僕は誰でしょう?」
   相馬広樹「意味不明なこと言ってんじゃねえよ、俺帰る」
   sns「もー、しょうがないなー、答え言っちゃうよ?」
   相馬広樹「さっさと言えよ」
   sns「ほんとせっかちな人だねー、そんなんだから君は愛想笑いが下手なんだよ」
   相馬広樹「早く言えよ!!」
   sns「僕は君のsnsさ」
   相馬広樹「は、はぁ?」

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