運命の魔法

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初演日:0/0 作者:菅原悠人

「運命の魔法」
                     作 菅原悠人
     
      1   
       瑞樹、いたつき
   
      瑞樹「優人、ちょっと優人いないの」
     
       優人、上手からはいる
   
      優人「うるせーな、なんだよ今超忙しいんだけど」
      瑞樹「どうせゲームとかしてたんでしょ」
      優人「いや!全然してねぇし!コントローラーとか持ってねえし!」
      瑞樹「ばればれ」
      優人「なんだよ姉ちゃん、超能力者かよ、まじぱねぇ」
      瑞樹「なにふざけたこと言ってんの」
      優人「だってさ、俺の噓、友だちに見破られたことないんだよ」
      瑞樹「あんたの友だちも可哀想ね」
      優人「俺を悪く言っても怒りはしない。けどな、俺の友達を悪く言うんじゃね えよ」
      瑞樹「優人のことしか悪く言ってないけど」
      優人「あれ」
      瑞樹「バカなの?」
      優人「え?」
      瑞樹「はぁ〜、いいからさ、ちょっと近くのコンビニまでお菓子買ってきなさいよ」
      優人「パシリかよ、自分で行けよ。足ついてんだろ」
      瑞樹「でも私、勉強しなきゃなんだから」
      優人「俺だってそうなんだけど」
      瑞樹「ゲームしてたんでしょ、とっとと行ってきなさい。早く」
      優人「どんだけ横暴なんだよ、俺だって色々と疲れてんだから休ませてくれよ」
      瑞樹「夕ご飯、優人の好きな物作ってあげる」
      優人「まあ、そこまで言うならしょうがないな!感謝しろよ」
      瑞樹「さっさと行ってきなさい」
      優人「はいよ、で何買ってくればいいの?」
      瑞樹「飴」
      優人「飴?」
      瑞樹「飴」
      優人「ガキかよ」
      瑞樹「いいじゃん好きなんだから、なんか悪い?」
      優人「悪くはないけどさ。ちょっと姉ちゃんって子どもっぽいよな」
      瑞樹「なんだって〜?」
  
       瑞樹、優人のほっぺたを引っ張る
  
      優人「痛ててててて!分かった、分かって!」
   
       瑞樹、やめる
     
      優人「暴力反対」
      瑞樹「そんなこと言ってる暇があったら早く行ってきなさい」
      優人「行けばいんだろ行けば」
     
       優人、上手にはけようとする
   
      瑞樹「ねえ、優人?」
      優人「なんだよ」
      瑞樹「私たちが弁護士になろうとしてる理由、覚えてるよね」
      優人「……当たり前だろ」
      瑞樹「ならいいんだけどさ」
      優人「じゃあ、俺行ってくるから」
      瑞樹「うん、この辺事故多いから気をつけてね」
      優人「そう言えばこの前も事故起きてなかったっけ?」
      瑞樹「この辺見通し悪いからね、あんたもそそっかしいんだから気をつけなさいよ」
      優人「はいはい、いってきます」
   
       優人、上手にはける
     
      2
       少ししてチャイム音
     
      瑞樹「はぁー、めんどくさ」
     
       瑞樹、立とうとする
       ミーヤ上手から入る
   
     ミーヤ「やあ!僕ミーヤだよ!」
     瑞樹「うわ、え、なに!?」
     ミーヤ「ミーヤだよ!」
     瑞樹「ミーヤ?」
     ミーヤ「うん、そうだよ!可愛いでしょ!」
     瑞樹「なんなのあなた!なに勝手に入って来てんの!!」
     ミーヤ「え?ちゃんとチャイム押したでしょ?ほらぴんぽーんって、もしかして 聞こえなかった?」
      瑞樹「聞こえたけどさ」
      ミーヤ「なら問題なしだね!」
      瑞樹「問題大ありよ!だいたい靴!」
      ミーヤ「うん?あっごめん、脱ぐの忘れちゃった、てへ」
      瑞樹「てへじゃないわよ!さっさと靴脱いできて!てか帰って!」
      ミーヤ「はーい、靴脱いできまーす」
     
       ミーヤ、上手にはける
   
      瑞樹「なんなのアイツ。とりあえず警察に連絡を」
     
       ミーヤ、上手から入る
     
      ミーヤ「ちょっとやめてよ!僕は怪しくないって!」
      瑞樹「怪しい人はみんなそう言う」
      ミーヤ「覚えてないの?」
      瑞樹「え?なにを?」
      ミーヤ「ああ、なるほど、そっかそっか、うんうん」
      瑞樹「なにあんた」
      ミーヤ「アハハ、いいからいいから、じゃ改めまして」
     
       ミーヤ、咳払いして
   
      ミーヤ「やあ!僕ミーヤだよ!魔法使いさ!よろしくね!」
      瑞樹「え、あなた魔法使いって」
      ミーヤ「ミーヤだよ!」
      瑞樹「あなたは」
      ミーヤ「ミーヤだよ!」
      瑞樹「……ミーヤ、さんは」
      ミーヤ「さんはいらない」
      瑞樹「……ミーヤ」
      ミーヤ「うん!なに?」
      瑞樹「はぁー、たちが悪い」
      ミーヤ「うん?そうかなー、僕としては仲良くなる最高の手段なんだけど」
      瑞樹「それ間違ってるわよ、それより魔法使いって。いくらなんでも嘘が下手すぎじゃない?なに空き巣なの?」
      ミーヤ「信じられない?」
      瑞樹「当たり前でしょ!」
      ミーヤ「じゃ、証拠を見せてあげるよ!」
      瑞樹「はぁ?」
      ミーヤ「えい!」
   
       ミーヤ、瑞樹に魔法をかける
     
      瑞樹「え?え!?なにこれ!?か、体が、動かない!?」
      ミーヤ「ほら!」
     
       ミーヤ魔法を解く
   
      瑞樹「な、なんだったの、これ」
      ミーヤ「どう?これで信じてもらえたかな?」
      瑞樹「どんなマジック?私になにをしたの?」
      ミーヤ「マジックじゃないよ、魔法だよ」
      瑞樹「信じられない」
      ミーヤ「もう一回やってあげようか!瑞樹が近所を全速力で走りながら自分の欲望を大声で叫ぶ魔法を!」
      瑞樹「え!?ちょっと!」
      ミーヤ「いくよ!」
      瑞樹「分かった!信じるからやめて」
      ミーヤ「ああ良かった良かった」
      瑞樹「ちょっとまって、私の名前知ってたよね」
      ミーヤ「え?あ、ああ。魔法使いだからさ!」
      瑞樹「そんな都合良いものなの?」
      ミーヤ「だって魔法使いだよ!なんでもできるって!」
      瑞樹「ふーん」

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