get over

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初演日:0/0 作者:菅原悠人
「get over」
      作 菅原悠人
      
      0
        サス(舞台の真ん中)
       真代、上手から真ん中に移動
      
  
      鈴木真代「お母さーん!お父さーん!見て見て!この前のテスト100点取ったんだぁー!すごいでしょー!私だってやるときはやるんだから!じゃあ約束だよ明日遊園地に連れてってよね!約束だよ!いい!?いい!?いいよね!?やったー!!明日なに着て行こうかなー!
え、何蓮?え〜また宿題〜、たまには自分で考えなさいよ。そんな顔したって教えないよ、もぅーしょうがないなー、これ貸しにするからね!」
  
        真代、下手にはける
        優奈、泣きながら上手から出る、真ん中に移動
      
      三浦優奈「ごめんなさいお父さん、もうしないから許してください、もうお父さんに迷惑かけませんから。もうお父さんの評価を下げるようなことはしませんから。もう、余計なことはしませんから。
ごめんなさいお母さん!!ここから出して!!だしてよぉぉぉ!もう悪い子になりませんから、もうお母さんを困らせることしませんから!暗いよ、怖いよ、おなか減ったよ、お母さん!お母さーん!! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
  
        優奈、下手にはける
       大貴、上手出る、真ん中に移動
      
      戸田大貴「おい。なによってたかって弱いもんいじめてんだよ……あぁぁ!、俺そうゆうの見てると無性に虫唾がはしんだよ!俺に殴られたくなかったらとっとと消えろ!はぁぁー、あ?ああ、礼なんていらねぇーよ、さっさと帰れ!っち、くそが」
  
        大貴、下手にはける
        歩、上手から真ん中に移動
      
      加藤歩「先生何回もすいません、なんで僕が精神病院に行かないといけないんですか?僕どこもおかしくないですけど、いや、いいからいいからって、ちょっと先生! なんなんだよ。僕どこもおかしく、ない、はず。」
  
       歩、下手にはける
       黒いパーカーを着た三人と真代が上手から出てくる
        火事の音、黒い三人は鈴木真代が行こうとするのを必死で止める
      
      鈴木真代「どいてください!まだ中に家族がいるんです!どいてください!お母さーん!お父さーん!蓮―!くそ、どけよ、どけぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーー!!!!!」
  
       暗転
       ハケル
       明転
  
      1
        とある一室
        大貴、真代、優奈、は背中向きに座っている
        歩、入ってくる
      
      加藤歩「はぁ〜なんで僕が」
  
        歩、部屋の中に入る動きをする
        真代は本を読んでる
      
      加藤歩「こ、こんにちは!」
  
        沈黙
      
      加藤歩「え、え〜と。い、今は何をしてるんでしょうか?」
  
        沈黙
      
      加藤歩「あ、あの〜」
      鈴木真代「早く座ればそこに立ってると鬱陶しいし」
      加藤歩「あ、ご、ごめん!」
  
        優奈の横に座るが優奈が後ずさる
      
      三浦優奈「こ、こっちに来ないで!」
      加藤歩「え!?」
      三浦優奈「ご、ごめんなさい!そ、そんなつもりじゃ!本当にごめんなさい」
  
       優奈震える
      
      加藤歩「あ、うん」
      三浦優奈「でもお願いします、私に近づかないでください」
      加藤歩「え?なんで?」
      三浦優奈「ごめんなさい、お願いします」
      加藤歩「わ、わかったよ」
  
       沈黙
       沈黙に耐えかねて話し出す
      
      加藤歩「あ、あのさ僕、精神病院の先生からここは悩みを持つ人が集められる場所だって聞いて来たんだけどみんな悩みってあるのかな!?」
  
       沈黙
      
      加藤歩「え、え〜と」
      鈴木真代「悩みが無かったらここには来ない」
      加藤歩「あ、そ、そうだよね、ごめん」
  
       沈黙
       真代、本をおもいっきり閉じる
      
      鈴木 真代「いつまでもこうしてても無駄だし早速始めるましょっか」
      加藤歩「え?始めるって何を?」
      鈴木真代「あんたが言ったんじゃない、ここは悩みをもつ人が集められる部屋、そこに監視カメラがあるでしょ?」
      加藤歩「え?あるけど?」
      鈴木真代「あれは患者を観察するためのもの」
      加藤歩「なんのために?」
      鈴木真代「先生が患者の悩みが解消、もしくは緩和の見込みが出るまでこの部屋から出してもらえない仕組み」
      加藤歩「え!?」
  
        ドアを開こうとする
      
      加藤歩「ほ、ほんとだ!開かない!」
      鈴木真代「そこのヤンキー君」
      戸田大貴「あぁ!?」
      加藤歩「ちょ、ちょっと!」
      鈴木真代「あんた自分の名前と悩みを言いなさい」
      戸田大貴「なんで俺が」
      鈴木真代「別に言わなくてもいいけど、この部屋から出れなくなるよ」
  
       大貴沈黙
      
      鈴木真代「さあ」
      加藤歩「そんな強引な」
      戸田大貴「……戸田大貴、俺の悩みは」
      加藤歩「悩みは?」
      戸田大貴「……はぁーあバカらしい、俺帰るわ」
      加藤歩「え?帰るって、ドアが開かないのにどうやって?」
      戸田大貴「先生!俺トイレに行きてぇんだけどドア開けてくんねぇかな?漏れそうなんだ」
      加藤歩「あ、その手が」
  
        ドアが開く
      
      戸田大貴「お!サンキュー!」
      鈴木真代「また逃げるんだ」
      戸田大貴「あぁあ?またってなんだよ?」
      鈴木真代「どうせあんたみたいな世の中のはみ出しもんなんて嫌なことから全部逃げてきたに決まってる」
      戸田大貴「……お前になにがわかんだよ!」
      鈴木真代「分からない、ていうか分かりたくもない、弱い人のことなんて」
      加藤歩「ちょっと二人とも」

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