マザー・マザー・マザー
演劇班赤眼鏡
マザー・マザー・マザー
作・新堀浩司


松岡晋三 教師
小野宮莉津 中学二年生
薮田裕子  莉津の母
野間美鈴  莉津の母
ジュリー  莉津の母
























        SE・チャイムの音。
        明転。舞台はとある中学校の放課後。莉津が登場。授業を終え、下校をし
ようとしている。

松岡  「小野宮さーん、ちょっと待って」
        
そこに担任の松岡が登場。

莉津  「なんですか?」
松岡  「予定、まだ出してないの小野宮さんだけなんだけど」
莉津  「予定?」
松岡  「家庭訪問」
莉津  「ああ・・・」
松岡  「いつがいいかな?」
莉津  「先生、家庭訪問って強制ですか?」
松岡  「まあ、そうだね。あ、小野宮さんでもやっぱり嫌なの?家庭訪問」
莉津  「そうですね、できれば」
松岡  「大丈夫だよ。小野宮さんは学業も生活態度も文句ないし、すぐ終わると思うから」
莉津  「・・・わかりました」
松岡  「で、いつがいいかな?今のところ、水曜日の一番最後とかが空いてるんだけど」
莉津  「多分、誰かはいると思うんでその時間で大丈夫です。伝えておきます」
松岡  「よろしくね。じゃあ、気を付けて帰って。また明日」
莉津  「はい」

       松岡、去る。

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