THE補講ver.3人(原案)

〜早く授業を終わらせよう〜

(ほこうさんにん)
初演日:2013/2 作者:吉田へるしー
  THE補講
早く授業を終わらせよう


 作・吉田へるしー


(CAST)
・岡崎人志 生徒。ちょっぴり怠慢なヤツ。自分を不良だと思っている
・岩瀬零  生徒。何事にも無気力。だがつまらないことに頭がよく働く
・坂元銀八 教員。欅高校三年三組の担任。いつも空回りしている熱血教師


教室。岡崎、岩瀬板つき。岩瀬はレシートとそろばんを出して何やら計算している

岡崎「あーあ、国語のテストで赤点取っちまったよー。お前も赤点なんだろ?
岩瀬「そうだね。
岡崎「一体なんだって言うんだよな。少々点数が足りないぐらいいいじゃねえかよ。な?
岩瀬「そうだね。
岡崎「それで現国の補講は分かるけど何も一年のところから全部教科書やり直す必要ないよな?
岩瀬「そうだね。
岡崎「お前聞いてんのかよ!?
岩瀬「そうだね。
岡崎「・・・。
岩瀬「・・・。
岡崎「・・・で、お前は何点だった?
岩瀬「10点!(即答)
岡崎「早!てか何だその点!?やる気あんのか!?そんなんだからみんなから「やる気ゼロファイター」なんて言われるんだぞ!
岩瀬「そうだね。
岡崎「・・・。
岩瀬「・・・。
岡崎「・・・会話続かないなあ
岩瀬「そうだね。
岡崎「・・・。
岩瀬「・・・。
岡崎「あーー!!もうイヤだーー!早く帰りてええぇぇぇ!!!!

坂元登場

坂元「起立。礼。着席。はい、じゃあ補講をはじめまーす。
岡崎「先生!
坂元「なんだね?人志
岡崎「もう帰っていい?
坂元「いきなり何なんだねお前は!先生は悲しいぞ
岡崎「・・・別に先生が悲しいのなんてオレ達には関係ないよ。な?
岩瀬「そうだね。
坂元「・・・とにかく、帰ることは先生許さないぞ
岡崎「えー。じゃあ早く帰れるようにしてくれよー
坂元「ばかちんが!人志、君は一体なぜ補講を行うことになったのか分かってるのかね!?
岡崎「現国が赤点だったから
坂元「そうだよ。君達は現国がみんなよりかなり出来が悪かったからこうやって特別に時間を裂いて知識を補ってあげてるんじゃないか。それを何だね?帰りたいだなんて。早く帰りたいなら始めから赤点なんて取らないように勉強してたらよかっただろ。
岡崎「そんなこと言ったってー・・・
坂元「お前、零をちょっとは見習えよな。こいつなんてノート開けてシャーペン持って準備完了だぞ。でも零、教科書が開いてたらもっとよかったのになあ。いや〜おしかったな〜
岩瀬「はい
坂元「うむ。素直でよろしい。分かったか人志、こういうのが大切なんだぞ。
岡崎「・・・はい
坂元「よし、じゃあ早速始めるぞ。

坂元は教科書の羅生門を読みはじめる。

坂元「はい、じゃあ教科書の28ページを開けてください。
   羅生門 芥川龍之介 
ある日の暮れ方のことである。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。広い門の下にはこの男のほかに誰もいない。ただ、ところどころ丹塗りのはげた、大きな円柱にきりぎりすが一匹とまっている。
ということなんですが、きりぎりす。はいではこのきりぎりすが一体何を表しているのかというとこの後明確になるのですが、ではここでこのきりぎりすについて少しまとめます。

簡単に要点を黒板に書き始めると、岡崎はそれを嫌々写す。
だが岩瀬はその間坂元に気づかれることなく居眠りをしていた。

坂元「そして次に下人なのですが・・・コラ!零
岩瀬「・・・。(眠っている)
坂元「ホントにさっきまで真面目で素直だったと思ってたらすぐこれだ・・・。
   おい!零!居眠りなんてしてないで黒板を写せ!!

岩瀬はそのままの姿勢でどこからか使い捨てカメラを取り出して黒板を写した。
坂元は呆れてしまって何も言えない。
岡崎はそれを見て笑っている。

坂元「もういいや。人志、零を起こせ
岡崎「へーい

岡崎、岩瀬を起こした。

坂元「こら零。お前は一体どういうつもりなんだ?授業は自分のネタを披露する場所ではありましぇ〜ん!どおせやるんだったらみんなのいるところでやれよな。
岩瀬「・・・すみませんでした。
坂元「しかしお前はホントに素直だよなあ。でも謝るんだったら始めから何もするなよ
岩瀬「はい

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