大罪マンション
『大罪マンション』

登場人物

浅野 勇気(アサノ ユウキ)…主人公・大学生・男・605号室
円満 陽子(エンマ ヨウコ)…管理人・女
鈴木(スズキ)…本名 ルシファー・男・604号室
山田(ヤマダ)…本名 レヴィアタン・男・603号室
木下(キノシタ)…本名 サタン・男・601号室
中村(ナカムラ)…本名 ベルフェゴール・男・602号室
田中(タナカ)…本名 マモン・男・606号室
石川(イシカワ)…本名 ベルゼブブ・男・607号室
吉本(ヨシモト)…本名 アスモデウス・女・608号室

(1)

明転。照明薄暗く
舞台には顔を隠している7人の悪魔達

ルシファー「魔王様は仰った」
レヴィアタン「今の世は、人間によって支配されている」
サタン「何ひとつ特別な力を持たない彼らが」
ベルフェゴール「なぜ、地上で最も力を誇っている?」
マモン「彼らは我らより優れているのか?」
ベルゼブブ「太古より畏怖の象徴として扱われてきた我らよりも」
アスモデウス「世を治めるに相応しい存在なのか?」
ル「確かめる必要があるな…」
レ「うむ、その為に魔王様は我らを遣わされたのだ」
サ「私も気にはなっていたところだ」
ベルフェ「人間…か」
マ「ふん、取るに足らぬ存在だろう」
ベルゼ「だが、面白いじゃないか」
マ「何がだ?」
ベルゼ「その取るに足らぬ存在の人間が、いかにして今の繁栄を担ってきたのか」
ア「興味深いな」
レ「あの魔王様が気にかけておられるのだぞ」
マ「ふん…」
ベルフェ「報告に値するものであれば良いがな」
ル「話は終わりだ。そろそろ下界だぞ」
サ「懐かしいものだ。私はかれこれ数百年振りになる」
ル「しかと見極めてやろうではないか…。彼らの本質を。
  我ら…7人の悪魔がな」

暗転

(2)

明転
上手から勇気が登場

勇気「ふう、ここが今日から僕が住むマンションか」

中央付近まで移動する

勇「いやぁ、ここまでひどい道のりだった…二重の意味で。何でこんな無駄に
  高い所にあるんだよ、ここ。
  まぁ、いいや。どんな不幸も今の僕には効きはしない。
  何たって僕は…ついに大学生になったんだ!
  三浪の末、ついに入学することのできた夢の大学!
  二重の意味ってのはこういうことさ…。長いトンネルを抜け、僕はやっと自由だ。
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