目指せナニモンマスター
目指せナニモンマスター
男
タケミ
ジコチュー
男、一人、パジャマで舞台に立っている。
男「ある日起きたら異世界にいた」
BGM、目指せポケモンマスターがイントロだけ流れて消える。著作権料が痛いなら少年漫画っぽいフリーBGM。
男「俺は起きたら壮大な草原のど真中にいた。ここはどこだ。夢か。夢だ。そうだ。と、思い一度寝たが、また起きてもここだ。よくわからんが異世界だ。」
なんとなくタケミ、近くに来る。
男「俺は考えた。さてどうしようか。夢ならさっさと覚めて欲しいが、どうやら覚める気配はない、仕方がない、こうなりゃ今の状況をしっかりと認識して、把握しなければならない。そう、そうだ、把握、把握することにより俺はこの世界からの脱出を近いよ!!!」
男、タケミを押す
タケミ「いやんなにすんのよ!!」
男「近いの。わかる?めっちゃ近かったよ!!吐息かかってたよ!!俺今ね、話してたの。身の上。わかる!?」
タケミ「もう!私は心配してあなたに話しかけようとして話しかけるタイミング失ってそしたら近づきすぎただけなのよぷんぷん!!」
男「普通に距離とれ!!お前なにもんだよ!!」
タケミ「どうも、タケミです。」
男「男なのか女なのか微妙な響きだな」
タケミ「細かいことはいいのです。あなた、迷子ですね?」
男「あぁ、なぜわかった。」
タケミ「後ろに書いてあります」
男、後ろに迷子って書いてある
男「なにこの主張強い服!」
タケミ「たまにいるんです。この世界に迷い込んでくる旅人が、彼らは決まって私にこう言います“お前ナニモンだよ!!”」
男「そりゃそうだ。」
タケミ「私はごく一般的なタケミですよ!ぷんぷん!!」
男「どこの一般だか知らんけど、俺の世界にはない概念だな」
タケミ「で、私は、旅人たちにこう言ってるんです。君…僕と一緒に“ナニモン”バトルしようぜ。と。」
男「言ってる意味が1ミリも理解できない。」
タケミ「0.5mmでも理解して頂ければ結構です。うすうすわかってください。」
男「何だよナニモンって」
タケミ「わからないからナニモンなんですよ」
男「ナニモンだよそれは!」
タケミ「ナニモンなんでしょう。」
男「もう帰る。」
タケミ「帰るなら俺を乗り越えてからにしな」
男、
タケミ倒して踏む
タケミ「やだぁ!!人でなし!!訴えてやる!!訴えて勝ってやる!!」
男「お前がナニモンだか知らんが、俺は帰りたいんだ!!」
タケミ「ふっ…じゃ、俺のナニモンを倒してから行きな…!!」
タケミ、なんかたまごを取り出す
男「なんだそれは」
タケミ「たまごです」
男「たまごかよ」
タケミ「生卵です」
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