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あのコの話をしましょうか

『あのコの話をしましょうか』
　
　・マミ（女）
　・ミチル（女）転校生。
　・ルナ（女）
　・ナツ（男）
　・ツヨシ（男）
　
　全員高校２年生。
　
　１
　（マミ、ミチル、ツヨシ板付き明転。机にミチルが居る。そばで話しかけるマミ。）
　（放課後の教室。）
　
　マミ「ミチルちゃん！春町高校にようこそ！」
　
　ミチル「えっと…。」
　
　マミ「あぁ、アタシはマミ！このクラスの学級委員！困ったことがあったら何でも聞いて！」
　
　ミチル「………ええ。」
　
　マミ「あ〜、信用ならないって顔してるぅ〜。自分で言うのもなんだけどアタシなかなかすごいんだから！」
　
　ミチル「はぁ…。」
　
　マミ「テストは全教科いつも一番だし、運動だって得意！体育祭では大活躍よ！」
　
　ミチル「ふぅん…。」
　
　マミ「学級委員だって満場一致の推薦だったんだから！」
　
　ミチル「へぇ。」
　
　マミ「それからね！」
　
　ミチル「私先生に呼ばれてるからもう行くわ。」
　
　マミ「え、あ、うん…！またね…。」
　
　（ミチル出て行く。）
　（入れ替わりでルナが入ってくる。）
　
　ルナ「何あの子。」
　
　マミ「ルナ。あの子はうちのクラスに転校して来たミチルちゃんだよ。」
　
　ルナ「ふぅん。」
　
　マミ「でも、不思議な子。クラスの子が話しかけても必要最低限しか話してくれないし…。」
　
　ルナ「なんでそんな子に構うの？」
　
　マミ「うーーーん…。…オーラ？」
　
　ルナ「は？」
　
　マミ「なんかねー、オーラがあるの、あのコ！何とかして仲良くなりたい！知りたい！って気にさせるような何かを持ってる。」
　
　ルナ「転校生だからじゃないの？最初だけでしょ。」

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