タイトルを入力してください(80分版)
『タイトルを入力してください』

〖登場人物〗
赤 「愛憎」
青 「苦楽」
黄 「真偽」
白 「生命」
黒 「  」
A

音響:【 】で記載
「  」*のような表記のセリフは自由に考えて入れること。

〘序〙

#1
舞台上には適当な物体を置く(設置は任意、具象物は椅子以外置かない)
センターに背もたれのある椅子が1つ
黒、白い本を持って立っている
【任意のSE:物語の始まり】
黒にスポット
黒、本を開く

黒「この世界に生まれ、すくすくと育ち、たくさんの人と出会い、逆境に立ち向かいながら成長していくお話。最後はみんなが幸せになる大団円。『みんな』って言うのは、主人公から見える場所にいる人全員。虚構の世界の中では、書かれていなければ、いないのと同じ。描き出さなければ、存在しなかった物語。存在しないキャラクター。誰の目にも映らない。実際、映っていない。だからソレは存在してはいけないもの。そうだった、はずなのに。それなのにこんなふうに生きている。僕にはどうしようもないから、だから、こうするしかないはずなんだ。こうしないと生きていけないんだ。別に不幸を望んではいない。ただちょっとだけ、僕が僕として生きるためにしなければならないことがある、それだけだから。大丈夫でしょう、君なら。世界に愛された君なら。」

黒、鋏を取り出し本の最初のほうのページを切り取って捨てる
一瞬【ノイズ】

黒「そしてみんないつまでもしあわせにくらしました。」

〘幕ガ上ガル〙

#2
全体照明

黒「これは誰が綴った言葉?」
白「誰が紡ぐ物語?」
赤「主人公は誰?」
青「脇役は誰?」
黄「作者は?」
赤「挿絵の画家は?」
青「編集」
黄「装幀」
赤「出版社」
青「……出版年?」
黄「ええっと……」
赤「いつまで続けるの、これ」
黄「大喜利?」
青「誰が始めたんだろうな」
黄「いつから始まってたの?」
赤「どこからが始まり?」
黄「いつが終わり?」
赤「終わりがあるの?」
青「終わらせれば、ね」
黄「始まりはいつも突然」
赤「いつでも偶然」
青「本当に?」
赤「作られた境界」
青「名付けられた始まり」
黄「定められた終わり」
1/20

面白いと思ったら、続きは全文ダウンロードで!
御利用機種 Windows Macintosh E-mail
E-mail送付希望の方は、アドレス御記入ください。

ホーム