夜行鬼譚
:キャラ紹介
晨:女 見た目は18歳くらいの鬼で宵の姉
: 一人称は余、思い立ったらすぐ行動に移す活発な性格、髪には簪の代わりに文房具を差している
:夜に関係があるらしい

宵:男 見た目は18歳くらいの鬼で晨の弟
:一人称は我、晨とは真逆で落ち着いた性格だが豹変することも…
:夜に関係があるらしい

黒猫(こくびょう):女 どちらかと言うと大人びた性格だが狛と犬猿の仲
:一人称は私(わたし)、月詠の命令で宵や晨の影に潜んでいる様子、影を使う

天照:女 神様だが仲間含め雑な扱いをされている
:子供のような性格で考えず行動、失敗することもしばしば
:一人称は天(てん)

狛(こま):女 天照に支える狛犬の1人、黒猫とは犬猿の仲
:自分の欲に忠実で晨が大好き、そのため晨へのアタック強め
:天照の扱いが1番雑
:一人称はぼく

:~ここから本編です~


天照:「遠い遠い、遥か昔のお話」
狛:「…あれ?」
天照:「とある山に双子の姉弟がおったそうだ」
狛:「…天(てん)?」
天照:「その2人は仲睦まじく暮らしておった」
狛:「あー、これはとうとう壊れたかな?」
天照:「これはそんな2人のお話じゃ」
狛:「うん、何もないところに1人で話しかけてるし、これはもう天はダメだね」
天照:「…狛よ、何故手を合わせ拝んでおるのだ?」
狛:「何故もなにも、頭が逝かれた哀れな主がせめて安らかにと思って」
天照:「いや狛よ、天はまだ壊れておらぬぞ?」
狛:「何言ってるの」
天照:「え?」
狛:「宙に向かって独り言、しかも大声なんて頭だけじゃなく存在事態疑うレベルだからね?」
天照:「いやいや、そこまでの事では…いや、拝むでない狛よ!!」
狛:「はいはい、ぼくはこれから晨のとこ行くから安らかに眠ってね」
天照:「…狛、天は神じゃぞ?偉いんじゃぞ?扱いひどくないかの?」
狛:「ちゃんとお供え物持ってくるからね」
天照:「え、狛!?聴こえて…あ、行っちゃった…」
天照:「…ぐすっ、ひどい…」


宵:「…ふぅ、これで一段落か」
宵:「そろそろ晨の方も終わるだろうし、飯の準備を始めるか」
:30分後
宵:「…」
:1時間後
宵:「…」
:2時間後
晨:「宵!!宵よ!!これを見るのじゃ!!」
宵:「晨、それは立派な魚だな」
宵:「それにそれほどまでにびしょ濡れになって、良く川で遊んだようだな」
晨:「うむ、楽しかった!!余は満足じゃ!!」
宵:「満足か、なら仕事もしっかり片付けたのだな?」
晨:「うむ!!それはもち…あ」
宵:「餅のことなど今は聞いてないぞ?」
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