ある日常の一幕
ある日常の一幕

設定  演劇部での出来事。

祐介(ゆうすけ) ツッコミ 台本考える人
竜哉(たつや)  祐介と同期
明 (あきら)  祐介と竜哉の後輩


    部室で台本を考えている祐介

祐介   うーん…どうしようか…でも3人だしなぁ…

    竜哉が入ってくる

竜哉   おはよー
祐介   お、竜哉じゃん。おはよ
竜哉   あのさ、さっきの授業のノートみしてくれない?
祐介   さっきって世界史?
竜哉   そうそう。さっき寝ちゃったんだよね。
祐介   またかよー
竜哉   あはは、お願いしますよー。
祐介   …仕方ないな。ジュース1本おごれよ。
竜哉   わかったわかった! おごるから。

    祐介、竜哉にノートを渡す。

竜哉   ありがとう!ほんとお前神だわー
祐介   それ、何十回も聞いてますけどね。
竜哉   あはは
祐介   いつになったら授業ちゃんと聞くんでしょうねー
竜哉   テスト前になったら。
祐介   おまえなぁ
竜哉   そういえば、何やってるの?
祐介   あ、今度新入生歓迎会やるじゃん?それの台本考えてて。
竜哉   あ。
祐介   …おまえ、忘れてただろ。
竜哉   い、いや、べ、別に忘れてたわけじゃ
祐介   忘れてたんだな。
竜哉   …忘れてなんかない。ただ、台本を探し忘れていただけだ。
祐介   それを忘れていたっていうんだよ。
竜哉   あは、あははは
祐介   毎回毎回、竜哉だけが台本出すの遅いんだからさー
竜哉   今回はちゃんと出すから!それよりも台本考えてるんだろ?
祐介   あ!そうだよ。いい加減設定考えないと。
竜哉   まだ何も考えてないの?祐介にしては珍しいな。
祐介   今回は模試とかの勉強してたら考える暇なくてさ。
竜哉   お前んとこ色々厳しいもんな。
祐介   まぁ、今回は時間作れなかったのが失敗だったかな。
竜哉   そうかー設定ねー。
祐介   そう。何かないかな?
竜哉   うーん。突然言われてもなー。
祐介   だよね。でもわかりやすい設定にしたいんだよ。10分ぐらいしかできないし。
竜哉   わかりやすいねぇー…

    竜哉、カバンの中からプリンを取り出して食べだす

祐介   この際、ありきたりの設定にしようかなー
竜哉   あ。
祐介   ん?
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