はりこのトラの穴 ちょっとひとこと感想文

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はりこのトラの穴

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花の境界線
感想数14
No.10069 おもしろい 八城悠さん 返信 2010年03月29日(月) 22時24分
ほっこりとした、そして(良い意味で)曖昧な作品ですね。
世界観、言葉を食べる「ひとかた」の存在など独特な発想に感心しました。
言葉に味があるというのは面白いですね。
「ひとかた」達が色々な言葉の味を批評しているシーンが好きです。諺や名言なども食べてどんな味かぜひ聞いてみたかったです。
ところで「ひとかた」達に個性が感じられないのは故意にでしょうか?はっきりとキャラが立っていた方が話が膨らむような気がしますが、そうするとこのまったりとした空気が出来ないんでしょうね・・・難しいところです。
言葉を題材にしているのだから、作家の存在意義を明確にしてほしかったと思います。今まで材料を生のままで食べていた者が初めて料理された食事をするように・・・今まで言葉を「語句」「単語」としてしか食していなかった「ひとかた」が、美しい言葉を紡ぎ繋いだ作家の「物語」を食べる・・・そんな劇的な存在であればラストに繋がりやすいかなと思いました。
色々な計算が成されているかと思うのですが、恐らく自分はほとんど汲み取れていないんだろうなと申し訳なく思います。私には到底つくりだせない、尾道さんテイストの作風を楽しませていただきました。削除
No.7967 最高!! 劇団あばら屋一同さん 返信 2007年05月05日(土) 19時13分
公演から少し時間が空いてしまってすみません。
今回この作品を演じさせていただいた尾道大学演劇部です。
作品からにじみ出るなんともいえない優しい感じに魅かれて公演の運びとさせていただいたのですが、いざやってゆく上でその深さに苦戦しました。
何通りにも取れる漠然とした中から、どれを形にして見せるのか。やればやるほどわからなくなっていって、魔物を選んでしまったなあ、と。
それに加え1,2場でひとかただけで話のペースを作っていくことの難しさや、後半たくさんある、いいムードのどこにテンション的な山場を持ってくるのか、などがやっていて考えさせられました。
それらすべては果たして克服されていたか自信はないのですが、やっていてとても楽しかったです。
見に来てくださって、台本を演じることを許可してくださって本当にありがとうございました。また、もしよろしければ観に来ていただけると幸いです。削除
No.6196 尾道太郎さん 返信 2006年04月04日(火) 00時06分
朝日悠様、感想有難う御座います。

するめのようだと言って下さり、感激です。
尺が長かったですか。よく尺が短いといわれるのですが、これまた受け取り手によってかわるもんですね。この違いが面白いです。

あと、あまり狙い済まして狙ってるわけじゃありませんw
淡白なのも、ひとかた3人いるのも作風と言うか、癖というか……
狙ってやってるんだったらいいんですがねぇw

精進あるのみです。削除
No.6188 おもしろい 朝日悠さん 返信 2006年04月02日(日) 19時13分
読ませていただきました。すごい新鮮な感覚で楽しませて読ませていただきました。ひとかたに対する尾道さんの思い入れがなんか作品から感じた気がいたします。
こういう言い方は失礼かもしれませんが(個人的にはほめ言葉です)この作品はするめみたいだなぁと思いました。初めは宗教の人とかなく作家のやり取りだけでもいいのかならとも思ったんですが、よくよく思えば作家のいい引き立て役だったのかもと、なかなか一息で感想がかけない作品ですね。
強いて言えば作品の割りに尺が長いかなと。単調なリズムが作品のチャームポイントだと思いますのでここは思い切って尺をスパッと切って抽象的な世界観にだらけを持たせないというのもインパクトがあるのではないかと。
テーマの質の割りにキャラがすべて淡白なのは狙いでしょうか。あとひとがたが3人いるのははっきり狙いでしょうがそこを汲み取ることができなかった自分の読解力が残念です。
所感としましては個人的には小気味良くて好きですが、ストーリー重視派やこってり系が好みの方には冒険的な作品かなと感じました。
参考になりました。ありがとうございました。削除
No.5857 尾道太郎さん 2006年01月16日(月) 00時12分
Q@GSI様、感想有難うございます。

宗教家の必要性はその通りだと思います。もともと、物語としてではなく演出の一環として登場させたものなので、ぶっちゃけ必要の無いキャラクターです。

作家との絡みについてはさまざまな方々が物足りない、書き込みが足りないという意見で、これもごもっとも。
客に対して消化不良を起こすような書き方だとは自覚しているのですが、どうも苦手で。
メインの作家がテーマだけ置いて出て行くというのも、消化不良の一因だと思います。

精進あるのみですね。
有難うございました。削除
No.5855 おもしろい Q@GSIさん 返信 2006年01月15日(日) 13時10分
#本当は新作のほうに感想つけたほうがいいのかな、と
#思わないでもないのですが。
#折角「出来のいい子」ってことなんで。
#いくつか読ませていただいた中から、まずはこちらに。

会話のテンポ、話の速度、世界観は文句なしに心地いいですね。
特に冒頭、互いの「愛」の味を評し合うくだりは、
ホントくだらなくて最高です。このシーン作ってみたいなあ。

気になったのは構成。
宗教家、必要でしょうか?
その前のシーンだけで、充分な気がします。足りなければ、
三人だけのやりとりをもう少し書き込んでみてもいいかと。

で、メインになるはずの「作家」との絡みがものたりないですね。
短いシーンを重ねていく表現は悪くないと思うんですが、
それがかえって流してしまっている印象です。
もっとじっくり、書き込んでしまってよかったんじゃないでしょうか。
テーマを背負った「作家」が、テーマだけ提示して
去っていってしまった、そんな印象を受けました。

関係性ばかりを求めるのは読み手としての私の悪癖だと思いますし、
この作品にとって関係性がどの程度重要なものなのか微妙なラインですが、
…まあ、批評ではなくて感想だということで。削除
No.4800 尾道太郎さん 返信 2005年06月25日(土) 00時44分
 yu-zuさん、感想有難うございます。書きにくかったですか、感想。それはそれは、すみませんでした。

 作家の物語についてのひとかた達の反応ですか。ちょっと、がんばって入れてみます。そこら辺は、書き込み不足でしたね。曖昧な方へ曖昧な方へ流れる癖があるんで、そこら辺と一緒に矯正していきたいと思います。
 
 ええ、がんばっていきましょう。削除
No.4797 おもしろい yu-zuさん 返信 2005年06月24日(金) 21時10分
読ませていただきました。

まず、眉毛ボーンが切なかったです。眉毛ボーンなのに・・・。
言葉に味がある、という発想がすごい。ひとかた達の言葉の味比べ(?)は、台詞のテンポも良くて面白かったです。なんで、「こざとへん」ばかり残ってるのか、気になるところではありますが・・・。言葉を作る“作家”と言葉を食べる“ひとかた”、この組み合わせも面白いと思いました。ある意味、作り手と客のよう。だから、作家の作る話を味で評するところは、もっと書いて欲しかった。前半、味について丁寧に書いてたのに、ちょっとあっさりしてて、はぐらかされた感じがしないでもない、かな。ただ、作家が話を作ることに疲れたとき、安らぎを求めるとしたら、なんでも嬉しそうに聞いてくれる人のことろかな、なんて、変に感情移入したりして。そのせいか、ほんとに最後は切なくなりました。眉毛ボーンなのに。
書き方が巧いから、楽しめて読めたのですが、感想は書きづらかった。はたして要求に応えられたのか、悩むところです。

これからも頑張っていきましょ。削除
No.4764 尾道太郎さん 返信 2005年06月23日(木) 00時42分
大沢ケイト様。感想、有難うございます。

世界観が分からないのはその通りです。えぇ、ひとかたという存在もあいまいなままです。だって、考えてなかったんですからw痛いところを疲れました……
こうね、「言葉を食料とする人間」ってのが妙にすっきりしない印象だったんで、いっそのこと「人間で無いもの」になっちゃったんですよ。

物語を食べて欲しい…その通りですね。その辺は伏線張ってなかったんで、うーん、どうしよう。

書き込みすぎというラインと、書かなさ過ぎというラインのバランスが難しいです。いちいちあいまいな点を明確にするのも必要ですが、くどくなっては元も子もない。世界観については、これ一つでファンタジーの是非が決まると思ってるので、近々直したいと思っております。

有難うございました。削除
No.4752 わからん?? 大沢ケイトさん 返信 2005年06月22日(水) 11時36分
二回通して読んでみましたが、どうしても全体像をつかむことができませんでした。

まず「ひとかた」の存在。このお話はファンタジーと思うのですが、それならば
「ひとかた」が”人間でないもの”である理由がわかりません。
「言葉を食料とする人間」では駄目ですか? 
それから、すごく場面・状況設定が曖昧だと思います。
「ひとかた」たちが住む家と外。それは何を表すのか。
梅田ケイが見た「世界の果て」とは一体なにか。「世界の果て」なのに「その向こう
の世界」があるのにも変な感じがしました。

「ひとかた」たちが食べる言葉ですが、
作家=梅田ケイが登場してからは是非「物語」を食べてほしかったです。
そのための作家だと思うんですが。
物語を携えて登場し、語る物語が無くなって去っていく。
できれば作家が語る物語はこれもただの御伽噺ではなく、彼女が人生の上で培ってきた
物語であってほしい。

彼女が「世界の果て」で植えたものは何か。
その場でそれが花を咲かせるのではなく、ラストでケイが「花が咲いているかどうかを確かめに」
去ってもいいかなと思ったり。境界線である必要は…あるのかな?

きつい言い方ですが、「ことば」を題材としている割には、あまりにも「ことば」が
練られていない印象を受けました。
多分に誤解があるかもしれません。いろいろ書いてしまったので、是非反論お願いします(笑)削除
No.4735 尾道太郎さん 返信 2005年06月19日(日) 01時05分
 感想、有難うございます。

 もともと、「言葉」について考えて書いたものですが、いろいろとそのときどきの精神状況とかも相俟って、わけの分からん作品になりました。楽しんでいただけたようで、幸いです。

 最近の言葉はまずいと作中で言ってますが、最近はそうでもないと思ってます。ごくごく、最近のことです。ええ。削除
No.4732 最高!! じゃがいもうさぎ。さん 返信 2005年06月18日(土) 22時35分
独特の世界観や小気味良い彼らの会話が、よくまとまっていて面白かったです。
見ている時は物語の展開で客を引き込み、終わった後は「どういうことを伝えようとしてるのか」考えさせる作品ですね。

「最近の言葉はまずい」「偽物の言葉だけど美味しい」みたいな台詞が示唆的で、こういったテーマを真正面から扱わず敢えて右斜め上からの視点で描いたような感覚。
彼等の中で言葉の良し悪しの基準があくまで「味」なので、「あそこのラーメン屋はまずい」的なノリで、言葉の真偽等の深いテーマを語れる構造は、上手いなと思います。

世知辛い・愛じゃない・イナゴ のネタがツボでした。イナゴいいなぁ。笑いました。


こういう、変化球みたいな話好きです。新作も頑張って下さい!削除
No.4445 作者です。さん 2005年05月02日(月) 00時55分
ご感想。ありがとうございます。
意味の解らなさ故に、舞台に上げるときはいろいろと苦労しましたが、映画でなくアニメでなく、演劇でしかできないことをやろうとした結果(台本上で)、こういった台本になりました。
まだまだ、拙い所がありますので、日々精進です。はい。削除
No.4440 最高!! 暫 御無沙汰さん 返信 2005年05月01日(日) 22時49分
これ・・・すごいですね。
意味の解らない物を、言葉のやりとりで解らせてしまう、不思議な説得力があって。
三人の馬鹿馬鹿しいやりとりを、こうまでしっかりとした物語に仕上げてしまう力が凄いです。それぞれの場面は落語のように軽快で、妙ながらもしっかりオチが付き、そして作家の登場によってラストへのベクトルが作られて。しっかりとした構想に基づいた馬鹿馬鹿しい会話のやりとりが素晴らしかったです。

では、暫く。削除

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